ヴィーニンガーさんのシャルドネ

先日、ヘレンベルガーのオーストリアワインのラインナップに、人知れず仲間が加わりました。

Wieninger Chardonnay Classic 2016

今でこそ、ゲミシュターサッツ（混色混醸）で一世を風靡し、国内外での人気を不動のものにしているヴィーニンガーさん。しかし、彼がゲミシュターサッツと出会う前、最初に彼の名を知らしめたのは、シャルドネを使った白ワインで、「ミスターシャルドネ」とも呼ばれ、大成功を収めました。その勢いで、1999年、ウィーン最高の畑、ニュスベルクを借り受けた際、ゲミシュターサッツと運命の出会いを果たすのです。
ゲミシュターサッツをメインに造り始めてからも、原点であるシャルドネはとても大事にしており、品質も上がり続けました。国内外でも変わらず大人気で、常に売り切れ状態。私たちも数年前から目をつけており、ずっとヴィーニンガーさんにラブコールを送り続け、ついに分けていただけることになりました！

石灰岩土壌のニュスベルクと黄土粘土土壌のビザンベルクの、樹齢15年～30年のぶどうを使用。80％大樽、20％をステンレスタンクでの熟成。南国系の豊かな果実香と、強い芯を持ちながらもエレガント。樽のニュアンスはあまり感じられず、香りから味わいまで、ヴィーニンガーさんのキャラクターがしっかりこってり表れたワインです。　

ヘレンベルガー・ホーフ
宮本駿

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