スタッフブログ
2017/11/07

明るい職業病

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸

みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今週の担当は、ギターのレパートリーが「天城越え」と「スタンド・バイ・ミー」の2曲に進化した高橋です。
どうぞ最後までお付き合いください。



以前にもこちらでご紹介させていただきましたが、私はワインを持ってお出かけをしたときには、ついつい仕事で使えそうな写真を撮影してしまいます。
大好きな生産者のワインがより素敵に見えるロケーションに出会うと、何だかわくわくするのです。

とは言っても素人丸出しのへたくそなので、今どきの便利な画像アプリを駆使して、ようやく使えるぎりぎりのクオリティに仕上げる日々ではありますが、もはやこれは明るい職業病です。



職業病という言葉で思い浮かぶのは、私の前職でのお話。

かつては某百貨店のワイン売り場にて、長く勤めさせていただきました。
当時に染み付いた販売員時代の感覚は、転職して何年も経った今でも時折顔を出します。


街で道を尋ねられた時、いまだに「こちらの通りを真っすぐお進み頂き、ひとつ・ふたつ目の角を曲がったのちお客様の右手に見えて参ります。」
などとやたらご丁寧に教えてしまいます。


特にお買い物中の店内でガラスの割れた音が響くと、当時の習慣がよみがえります。
散乱したガラスの破片を見ると、お手伝いをしたくてうずうずしてしまうのです。


百貨店内でお客様がワインのボトルを落として割ってしまったときは、「カシャーン!」の音のあとゼロコンマ数秒で販売員は自然に体が反応し、レジ打ちしながらも、現場近くの販売員にアメフト選手よろしくペーパータオルをバックパス。

即座に
“お怪我はございませんか?係”
“ワインの海処理係”
“ホウキで何も無かったことにする係”
がしっかりと分担されて、目にもとまらぬ早業で元通りに片付けられた時には、妙な満足感があったものです。

 

同僚にいたっては、ボトルが割れた時の音質だけで、
「2・・・いや、3本いったな」と破損した数を言い当てるという、何とも無駄な匠の技術を習得していました。

 

ドイツワイン売りに転職した今では、また新たな病を発症しております。
先日たまたま通りかかった電車の踏切で、ふと目をやった先に謎の暗号を発見しました。


踏切.jpg


お、



おぉ?



踏切2.jpg


おおぉ


こ、これは・・・



「ヴァイサーブルグンダー 1ケース」!!


私の目にはご注文にしか見えません。
嗚呼、明るい職業病。



  ヘレンベルガー・ホーフ㈱  高橋



追記:
先のスタッフブログですでにご紹介したとおり、フーバー・ヴァイサーブルグンダーは2015年から新ラベルに変更します。
写真でご紹介している2014年産は、先代亡き後、新当主が試行錯誤しながらも素晴らしい出来に仕上げた年。
私たちにとっても特別な思いの詰まったヴィンテージとなりました。
弊社在庫も残りわずか。
お近くのお店で見かけたらぜひお早めに。