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社長コラム
2018/07/09

7月9日【読んで得する社長メルマガ㉙】  ローゼンさんとの思い出

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸

リースリングが大好きな皆さまへ

いつも大変お世話になっております。
山野高弘です。

大阪北部地震ではご心配をお掛け致しました。
お陰様で弊社は震源地に近いにもかかわらず、
それほど大きな被害もなく、先週からは久しぶりに
外に出てたくさんの方にお会いすることができました。

やっと普段通りの日々に戻ってきたと思ったらこの豪雨。
被災された方々に一日も早く
平穏な日々が戻ることをお祈りしております。

さて、6月の大きなイベントと言えばなんと言っても
ドクター・ローゼン醸造所・当主、エルンスト ローゼンさんが
12年ぶりに弊社のために来日してくれたことです。

 世界各国にリースリングの素晴らしさを
広めた名実ともにリースリングの伝道師。
東京で2日、大阪で1日の短い滞在でしたが、
彼と触れ合うことができたみなさんは一様に
「エネルギッシュな人」という印象を持たれたようです。

 数ある造り手さんの中でも私はこの
ローゼンさんには非常に大きな影響を受けました。
何でも前例にとらわれず果敢に取り組む姿勢が
私は大好きです。

今回はそんな彼から直接聞いた、私の中の
ローゼンさん、名語録5選をお届けします。

 
◆「Ja, aber......」

 私の嫌いな言葉は
「Ja, aber....(ヤ―、アーバー=Yes, but....)」
新しいことに取り組もうとするとついつい、
「うんうん、でもね...」とどうしても周りの人は過去の経験と
照らし合わせてマイナスのことから考えがち。

世の中には「前例がない、意味がない、興味がない」などなど
ないない尽くしで新しいことをどうしても嫌がる
風潮がある。私はそれが大嫌いだ。


◆「やるなら強くて面白いやつと組め」

私が実家の醸造所を継いだ当初、ドイツワインの世界的な
印象は決して良いとは言えない状態だった。なんとか
ドイツワイン、特に私の唯一のワインであるモーゼルの
リースリングを世界に配信しようと精力的に活動をしていたころ。
私が共にリースリングを広める同士として選んだのは国内の
生産者ではなく、オーストラリアやアメリカの新しい
活動的な生産者だった。エネルギッシュな彼らとともに
活動できたからこそ今の私がある。


◆「ビジネスはネットワーク」

毎日の出会いは本当に大切なもの。
何かが起こったときにどれだけの人に
賛同してもらえたり、共に活動ができるか。
また逆に助けてあげられるのか。
ワインを広める上でこれは本当に重要なこと。


◆「いいワイン売りになるには10年かかる」

ワインとは本当に奥が深いもの。世界中で毎年様々な
品種が新しい試みに満ちた作り方をされている。
知り尽くすことは不可能。人的な魅力を形成しつつ
ワインを面白く語れるようになるには少なくとも10年かかる。

◆「おもろいやつほどワインを広められる」

世界中を旅してきてこれだけは確信を持って言える。
ワインの価値を伝えるのに必要なのは、知識ではなく情熱と行動である。
面白くて行動的なやつだけがワインを広めることができる。


上記の言葉は私がドイツにいたころ、そして初めて
来日してくれた2006年に伺ったものです。その後の
私の活動にとってはバイブルのようなものでした。

素直な私はその後本当に活動的でした。決して全てがうまくいったわけ
ではなく、今思い返しても眠れなくなるような失敗の方が圧倒的に
数多く経験しました。思い悩んだ時には、よく上記の言葉を思い出したものです。

2006年初来日の初日に当時33歳だった私は、喜んでもらおうと1日2回の
2時間セミナー、3つの雑誌インタビュー、ディナー、打ち上げと
とんでもない量と内容の企画を盛り込みました。
「クレイジーボーイ!!」とローゼンさんに呼ばれたのは今でも
私の大きな勲章です。

昨日はローゼンさんの紹介で東京の代官山で開かれた
「ドイツ マイスタークライス」というイベントに参加してきました。
この活動は、メルセデスやポルシェ、ライカなどの名立たる企業から無名の小生産者まで、
ドイツの価値を世界中に配信できるすばらしい会社のみが参加しています。
ローゼンさんもこの活動に賛同している一人です。

実に20種類の異業種のドイツ系企業が参加しているこの活動。
当日の招待客は、マイスタークライス加盟企業の人柄や製品、製造工程を、1年かけて
撮影した写真集を通して感じながら、業界の垣根を超えて「ドイツ」という共通項を
触媒とした語らいが楽しめます。

この活動の創業者クレメンスさんは世界各国でこのイベントを行っています。
精力的に参加者全員に話しかけ、共通項のある人同士を紹介している姿に
私は深い感銘を受けました。

当日はローゼンさんの3種類のワインを提供しながら、
普段あまりお目にかかれないドイツ関連の様々な企業の方とお話ができ、
私もまた大いに刺激を受けました。

「日本において、ドイツワインには無限の可能性がある」
ドイツから帰ってきた2003年、私はそのことを信じて今日まで活動してきました。
そんな思いが、昨日またさらに大きくこみ上げてきました。

いいおつながりをくれたローゼンさんに感謝です。

みなさんにもまた7月以降お会いできるのを楽しみにしております。 

以上、山野高弘でした。