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スタッフブログ
2018/07/24

「沖縄出張」にリゾート感はいらない

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸
私の営業担当エリアの1つに、沖縄があります。

「えっ、沖縄でワインがそんなに売れるんですか?」
「沖縄といえば泡盛っじゃないんですか?」
などと、東京の方では驚かれるのですが、
年々ワイン文化が着実に浸透してきているエリアです。
(泡盛の消費量は年々減ってきているらしいです)

業界関係者、一般消費者関係なく知識欲旺盛で、
ストイックな方々も多く、いつもとても良い刺激を
いただいております。
そして、フーバーさんやベッカーさんの
ワインのエチケットを見て、
「このワイン知ってる!」とおっしゃっていただける
機会も多くなりました。

定期的に沖縄へは訪問させてもらっているのですが、
ただ、「沖縄出張」というと、どうしてもリゾート感があるので、
100%真面目に仕事で行っていても、「いいですねぇ~」と
羨ましがられたりしますし、妻にも後ろめたい感じに
なってしまいますが、基本的には那覇市内をうろうろ
することがほとんどなので、内地の地方営業と変わりません。

さらに当然ですが、暑い! 
毎回、飛行機から出た瞬間の「もわんっ」とする熱気で、
「沖縄キター!」っという実感がでてきます。
初めて沖縄出張に行った時、おそらく5年ほど前ですが、
3月なのに30℃超え! 「なんてところだ、沖縄…」と、
衝撃の沖縄デビューとなりました。


基本的にしっかり空調が効いているので、屋内は非常に涼しいのですが、
屋外は湿度もあるので、いつも得意先のお店から出る度に
眼鏡が真っ白になり、何も見えないまま
「ありがとうございました! 失礼します!」と
言う始末。落ち着きません。

また、沖縄へは飛行機以外での渡航手段が基本的にないので、
台風にはいつも苦しめられています。
さらに着いたら着いたで、台風が来ているとお店がお休みになるところが
多く、びっちゃびちゃに濡れながらでも営業に行って、
ドアを開けようとしても「ガチャッ!」と鍵がかかって
開かない音がすると、「あぁ、ここもダメだった…」というパターン、
さらに、海沿いの道がたまに閉鎖されたりするので、
得意先に行けないパターンもあります。

普段の天候も内地と違います。
熱帯地方と同じような、スコールのような雨が
たまに降ります。車で移動していて、しっかり晴れているのに、
いきなりバケツをひっくり返したような雨が降るので、
冗談抜きで一度車を止めて、上から誰かが水を
ぶっかけたんじゃないかと確認をしたこともありました。

「沖縄出張」という言葉からリゾート感を排除しようと、
いろいろ沖縄営業の苦労ばっかり書いてしまいましたが、
それでも沖縄へ行って営業活動をするのは、偏に沖縄が好きだから!



一度、那覇から北上してリゾートホテルの方へ営業に行った際に
とんでもなく透き通ったきれいな海を見て、
「楽園って国内にもあったんや…」と感動しました。
その感動が忘れられず、数か月後に家族を連れて沖縄旅行に行きました。
今年も8月に休みをとって、家族で旅行に行く予定です。

また、沖縄のワイン業界の方々は、本当にストイックに
ワイン文化を広めようと積極的に活動されており、前述のとおり
いつもとても良い刺激をいただいています。
優しく器の大きい方も多く、営業の苦労も吹っ飛びます。

あと、大事なのは、食べ物がうまい!! 県産の食材を大事にした
おいしい食事が多く、いつもついつい食べ過ぎてしまいます。
島らっきょうも大好きで、それをつまみにずっと飲んでいられます。

まだまだ濃い赤ワインが人気の市場らしいのですが、
そんな暑くて、さらにおいしい食事がたくさんある沖縄にこそ、
ドイツワインが、爽やかなリースリングが最高だと思うのは
私だけではないはず。

雨にも風にも暑さにも負けず、今後も沖縄でドイツワインを
広めていきたいと思っています。

ぜひ機会があれば、沖縄でおいしいお食事とドイツワインを
楽しんでみてください。


ヘレンベルガー・ホーフ
宮本 駿