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社長コラム
2019/02/01

読んで得する社長メルマガ2月No.35【シルキーってこのことか!】

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸

みなさんこんにちは!

現在東京出張からの帰りの新幹線。窓の外にはうっすら
雪景色の山々が連なります。昨日寒かったですね。

さて、少し告知していた通り、ローゼンさんがまた来日してくれました。
なんとわずか48時間の滞在。なんでも2か月に1回は
世界一周のチケットで4か所以上を経由してドイツに戻るとのこと。
年間250日は出張している文字通り、リースリングの大看板。

そんなローゼンさんが2008年より始めたプロジェクトが
畑名入りの辛口リースリング。

元々ドクターローゼンは母方はプリュム家、父方は
ウルツィッヒ村出身。プリュムは皆さんご存知の通り、一貫して
甘口リースリングを造っていましたが、ウルツィッヒでは辛口のみを
生産していたとのこと。今からほんの100年前、ローゼンさんの曾祖父の代の
話です。

 2008年に曾祖父の代のお客様が「お前のひいじいちゃんはこんなワインを造っていたんだぞ」と
渡された1947年産の辛口リースリングを数週間後に自宅で飲んだ時に彼は大きな衝撃を
受けています。51年もたった辛口のリースリングが全く酸化することなくみごとな熟成を
見せていたのです。「なんだこれは!」ということで即実行の彼は2008年より辛口ワインの
作り方を根本的に変更します。

 全てをモーゼル伝統の1000Lのオークの古い樽で天然酵母にて発酵、熟成。
1年、2年、3年、はては8年も熟成、その後それぞれ既定の瓶熟期間を経て
リリースされます。

 このグランクリュシリーズが本当にすばらしい!
弊社に新しく入った2016年のグラッハー ヒンメルライヒは
1911年からローゼン家の所有している優良区画。それ以前はプリュム家所有だったそう。
最低でも樹齢130年の接ぎ木なし自根のリースリングが使用しています。

石だらけの痩せた土地に世紀を超えて根差したリースリングから貴腐菌のついた
ぶどうを全て除去。

信じられないような繊細さと緻密で芯のある口当たりと余韻。
よく絹のようなって表現をしますが、まさにこのワインは
透明感のある青いシルクでできたスカーフのよう。

「すごい!」の一言です。

ぜひこの奇跡のしずくをお試しください。
文字通りヒンメルライヒ(天国)にいざなってくれますよ。

 Graacher Himmelreich Riesling GG alte Reben
グラッハー ヒンメルライヒ リースリング GG アルテレーベン
お値段たったの税別5,800円(税別)
(写真は別の畑のものです)
私もこのGGシリーズのお陰でまたこのパワフルな人と
定期的に会うことができるようになりとってもうれしいです。
「また9月に来るぞ!」とのこと。楽しみです。

以上ながながと書きましたが、
ここまで読んでいただいたみなさんにお知らせ!
2月1日から3月31日まで、弊社は張り切って
「オーストリアワインキャンペーン」を
全国で展開します。

弊社名刺も今までは
ドイツワイン・ビール輸入販売としていましたが、
ドイツワイン オーストリアワイン輸入販売と
改めました。(ビールもやってます!)

今まで蓄積したドイツワインに対する熱い想いと
変わらぬ情熱でうちの5人のオーストリアの造り手さんの
すばらしさを全力でお伝えいたします。

今年もヘレンベルガー・ホーフは様々な催しにて
よりみなさんと造り手さんの距離を縮めたいと思います。

どうぞご期待くださいませ。

以上、山野 高弘でした。