Sattlerhof / Südsteiermark

サットラーホフ / ズートシュタイヤーマルク

世界最高峰の「ソーヴィニヨン・ブラン」生産者

サットラーホーフ醸造所はズートシュタイヤーマルク地域の中ほど、ガムリッツ村に醸造所を構える1886年創業のワイナリー。ヴィーニンガーやハインリッヒと同じく、トップワイナリーが集結するマーケティング団体 Premium Estates ofAustria の一員でもあります。35haの畑を所有しており現当主は3代目のアレックス・サットラーさん。父の代では力強い白ワインで名を馳せていましたが、より土地の味わいにフォーカスするために収穫時期を早め、ステンレスタンクの熟成に切り替えました。フレッシュでミネラリーでありながら壮大なスケールのワインを造り、今や世界最高峰のソーヴィニヨン・ブラン生産者に。2020年米国の著名なワイン誌Wine & Spiritsが選定した世界のトップ100ワイナリーに選出。品種の枠を超えて土地の個性の表現に命をかける生産者だけあり、エレガントで土地由来のミネラル感を存分に感じる、一種の芸術のようなワインにヘレンベルガースタッフは心打たれ、取り扱いを決意しました。

2人の息子に引き継がる意志

 
←(写真左)現当主アレックス氏(次男)
3代目当主。自然愛好家。ボルドーで学び、クロスターノイブルクブドウ栽培学校を卒業。2016年からブドウ畑の責任者となり、彼の主導でビオディナミ栽培に転換しました。日本文化が大好きで、親日家。モリッツ・フュルストに次ぐ日本オタク。
←(写真右)アンドレアス氏(長男)
ビジネススクールを卒業後、ウィーン自然資源応用生命科学大学(BOKU)で醸造学を学び、2014年から醸造責任者となりました。
       

 

前当主 ヴィリー氏(父)2代目当主
18歳で醸造所を引き継ぎました。国際的に成功を収めることになったこのワイナリーを創り上げた立役者。現在は息子たちに経営を引継ぎ、ヴィリー氏は羊の繁殖や農業の動物的側面により多くの時間を費やしているそうです。2024年度、VINEUS誌にて環境・土壌・動物に配慮する先進的な人物であるとして、VINEUS Lebenswerk award(生涯功績賞)を受賞しました。

目指すところは「テロワール」の表現

品種をブレンドしてもぶれないワイン造りをしたい。「ズートシュタイヤーマルク」というものを表現したい。品種は重要ではなく、"ソーヴィニョン・ブランのワイナリー"とは思われたくないとアレックス氏は言います。アレックス氏は3代目。現在32歳、24歳の時に跡を継ぎました。彼の祖父がワイン造りをスタートしましたが、早くから品質重視の考えがあり、良い区画にぶどうを植えていたので、樹齢60年を超えるぶどうを所有しているのが強みです。平均収量は30~ 40hl/ha、特級畑の収量は20hl/ha。所有する森の平地部分にオークを植樹し、そのオークでワインを熟成させる樽も造っています。

所有している畑

【リート・ファーヴァインガルテン Ried Pfarrweingarten

ファー= 牧師。標高2 5 0 m ほどの、標高が低く 暖かな畑。貝殻とサンゴ石灰岩の土壌。他の畑より石灰岩の比率が高いのが特徴。祖父の 時代、1 9 6 0 年代に教会より譲り受けました。モリヨン ( シャルドネ) やグラウブルグンダー( ピノ・グリ) などの栽培に適しています。

【リート・カペレンヴァインガルテン Ried Kapelenweingarten

所有している畑で最も標高の高い6 0 0 m に位置す る一級畑。最大斜度3 5 度。珪石と小石が中心で、一部石灰岩も点在している土壌です。アルプスの影響を一番受け冷涼、酸がしっかりとしたエレガントなスタイルのワインを生み出します。

【リート・クラナッハベルク Ried Kranachberg

ズートシュタイヤーマルク地域で一番の知名度を誇 る特級畑。圧倒的なポテンシャルを持ちます。標高4 5 0 m の最大斜度3 8 度、南向きの急斜面。石灰岩、珪石、小石の土壌。このユニークな土壌が、ワインの味わいにスパイスと奥深いハーブの香りを与えます。樹齢4 0 年以上の古木。

 

【リート・トリンカウス Ried Trinkaus

サットラーホーフ最高の特級畑。標高5 0 0 m 、石灰岩、砂利土壌の畑。最大斜度3 4 度、真南向けの急斜面で温暖。樹齢5 0 年以上の古木。2 0 0 年前からぶどうが植えられていた歴史があり、醸造所初代当主が最初にソーヴィニヨン・ブランを植えた場所です。2 0 2 1 年、ファルスタッフ誌にてシュタイヤーマルク州で初の1 0 0 点を獲得しました。

写真

生産者紹介一覧はこちら

生産者紹介一覧へ