Huber Barrique Club “WHITE”
フーバーバリッククラブ白
フーバーバリッククラブ白
ヘレンベルガー・ホーフが借り受けた
特級畑のオリジナルワインを1口/6本セットでお届けいたします!
樹齢40年以上の特級畑のヴァイサーブルグンダー(ピノ・ブラン)を使用。たくさんのオリとともにバトナージュをせずに小樽で12月熟成後、ステンレスタンクで6か月以上熟成。果実味、樽の風味、ミネラル、酸が最高のバランスで溶け合った、壮大なスケールの辛口白ワインです。
参考小売価格:1口/6本 ¥30,000(税込¥33,000)
ご予約募集時期:4月~6月 ワインのお届け時期:11月頃
フーバーバリッククラブ白とは
ヘレンベルガー・ホーフは1993年より「ぶどうの樹3本のオーナー」の企画を実施しており、モーゼルの畑を借り受けて、ぶどうの樹3本分からとれるやや甘口のリースリングワインを皆様へお届けしてきました。2000年頃、ぶどうの樹3本のオーナーの辛口コースを望む声が多くなってきたので、その当時取引が始まり、弊社が注力し始めたフーバー醸造所の先代当主ベルンハルトさんに、当時の社長(現会長)が畑を借り受ける相談をしに行きました。
その当時はすでにフーバーさんの名も有名になり始めた頃、畑を借り受けるというのは難しいかと思いながらダメ元で交渉したところ、二つ返事で承諾していただき、その足で連れて行っていただいた畑は、マルターディンゲン村の特級畑区画でした。
そんなベルンハルトさんの漢気に惚れ込み、当時の社長は社長職を投げうって、1年間フーバー醸造所で働くことになり、それからフーバー醸造所とヘレンベルガー・ホーフの硬い絆が結ばれました。
こうして、当時は「ぶどうの樹3本のオーナー辛口コース」として、借り受けた畑から採れたヴァイサーブルグンダー(ピノ・ブラン)のオリジナルワインを会員様へお届けする企画がスタート。今は「フーバーバリッククラブ白」と名前を変えましたが、ほぼ同じ条件で20年も継続しています。
ドイツで最も南で温暖な地域にあたるバーデン。フランス・ブルゴーニュ地方と地層が続いており、上質な石灰岩土壌があるため、フランス系の品種が多く植わっています。
マルターディンゲン村は13世紀頃、シトー派の僧侶が布教に来た際、コート・ド・ニュイと似た真っ赤な石灰岩土壌を発見、ピノ・ノワールを植え、一大名産地となったという史実があります。その史実を見て、世界に誇れるピノ・ノワールを造ろうと奮起しスタートしたのがフーバー醸造所です。
マルターディンゲン村の赤い石灰岩 ピノ系品種に理想的な土壌とされています。
借り受けている畑はVDP指定の特級畑。南向の緩斜面で、赤い石灰岩土壌。借り受けた当時、この区画のぶどうの樹齢は20年ぐらいだったのですが、それから20年の月日が流れ、今では樹齢40年以上の古木となっています。
父の代のヴァイサーブルグンダーは、当時の世の中の流れもあって、樽がほどよくきいた、ふくよかでボリュームのあるワインでした。しかし、父が亡くなるまでの2年間、しっかりと語り合ってその思いを受け継いだユリアンさんは、白ワインの大改革を実施しました。
収穫を少し早める
エレガントに、酸のしっかりした味わいに
プレス機を変えて荒搾りにし、オリとの接触を増やす
土地の味わいをより表現できるようにし、複雑味のあるワインに
新樽の比率を減らす
樽のトーンを減らすことで、テロワールをより鮮明に表現
熟成期間を長めに
オリと長く接触させることによって、より旨みのがるワインに
また父の代では、ハンギングタイムを少しでも伸ばすため、さらにぶどうをカビ系の病気から守るために、夏頃にすべてのぶどうの下半分をカットするという、とんでもない作業を行っていました。(風通しがよくなるため)。
あくまでも酸を大事にしたいユリアンさんは、酸がたまるぶどうの下半分を残すため、6月~7月ごろにすべてのぶどうの真ん中をくり抜くという、より手間のかかる方法を採用しています。
結果、父の時代より洗練されたユリアンスタイルになり、ますますその味わいに磨きをかけています。
ピノ・ノワールとシャルドネの生産に注力したいユリアンさんは、ヴァイサーブルグンダーの樹をほとんど抜いてしまったので、今ではヴァイサーブルグンダー単一で造られているのは、このワインだけになりました。
Huber、Herrenberger-Hof、お互いのイニシャルである「H」。世界で一番フーバーワインを輸入しているヘレンベルガーホーフとフーバーさんの絆のワインということもあり、ユリアンさんも「このワインには特別な思いがある」と、毎年日本のフーバーファンの皆様へ向けての思いを込めて造ってくれています。