Rings / Pfalz

リングス / ファルツ

2024年版ワイン評価誌Vinumにおいて「ライジングスター オブザイヤー」受賞

リングス醸造所は、ドイツ・ファルツにあるミッテルハルトの北端、ダイデスハイム村か
ら約 1 0 km 離れたフラインスハイム村に位置する。フラインスハイム村、カールシュタッ
ト村、ウングシュタイン村、ライシュタット村にある最良の畑を約 4 0 ヘクタールを所有。
世界的に有名なグランクリュであるザウマーゲンなどから、世界を圧倒させる高品質なリー
スリングやピノ・ノワールを生み出している。
もともと家族経営の農家であったが、2 0 0 1年シュテファン・リングスが運営を引き継ぎ、
栽培から醸造まで1 0 0%自社で行うワイナリーとして『リングス醸造所』を立ち上げる。そ
の地域で最高のブドウ畑を野心的に獲得し続けた。その後、弟のアンドレアス・リングスも
加わり、2 0 0 8 年から兄弟2人で共同運営をしている。2 0 1 5年にはVDPに加盟。2 0 1 7 年?
(Andy確認)からオーガニック認証を取得。兄弟はテロワールにこだわり、妥協を許さ
ず、驚くほどクリアで純粋な辛口のワインを造っている。

天才的な兄弟の徹底的な作業分担

畑の責任者 ~シュテファン・リングスさん~

畑の責任者。家族経営の農家の運営を引き継ぎワイナリーとしてリングス醸造所
を立ち上げる。最高の区画のブドウ畑を次々と購入し、ワインをリリース。数多
くの賞を受賞。3児の父。

 








醸造の責任者 ~アンドレアス・リングスさん~

愛称アンディ。セラー、醸造の責任者。ラインヘッセンのジーファーズハイム村にあ
るワイナリー『ヴァグナー・シュテンペル』での修業を終えて2 0 0 7年に帰還。リースリ
ングと自然発酵について多くのことを学んだ。リースリングで学んだことは赤ワイン
にも応用できると考えたアンディは次のように語る。「添加物を一切使用せず、自然酵
母でゆっくり発酵させることで、それぞれのワインの個性が浮き彫りになり、ワイン
のフィネスと深みが増す。ピノ・ノワールの繊細さとフィネスに焦点を当てることが
私の最大の情熱」4児の父。

本質を隠すことのないピュアな辛口

辛口で自然発酵のワインで、熟成のポテンシャルがあり、ピュアでストレート。これがリングス・スタイルのリースリング。
リングスが生み出すリースリングはその表現とスタイルにおいて他とは一線を画す。アンドレアス・リングスは次のように語る。
「やや暖かく乾燥しているファルツでは温暖化の影響でリースリングの酸が少なくなっている。高い糖は強い酸と相性が素晴らしいのはモーゼル地域などで証明済みであるが、この北ファルツはすでに酸が穏やか。だからこそ、残糖をゼロにまで落とし、果実味以外の構成要素で研ぎ澄まされた味わいを生み出し、
土地の個性を表現したい。乳酸化発酵と完全発酵、残糖ゼロ、バリック樽でのリースリング熟成などはひと昔前、完全にタブーとされていたが、
2 0 1 1年から実験を重ねてリースリングに関してはこのスタイルを貫いていくつもりだ」果実味を重視する造りではない。
ミネラルのストレートなアタック。ワインは美しくドライで、非常に洗練されたクールな味わい。口に含むと驚くほど長い余韻。
スタイリッシュでエレガントなリングスのリースリングは一切妥協のないクリアな味わいで、テロワールを映し出す鏡のよう。
テロワールを包み隠すような甘さを全く残さない、個性的な辛口をつくることがモットー。

所有している畑

【SAUMAGEN ザウマーゲン】

▸特級畑 VDP.Große Lage
村名:カールシュタット村
面積:3 3 . 1ha
標高:1 8 0~2 0 0m
向き:南/南東向き
土壌:泥灰石灰岩(Kalkme rge l)
品種:リースリング
シュペートブルグンダー

ファルツ地方で最も有名なグラン クリュの 1つ。南/南東に面し、泥灰土と無数の小さな石灰 岩 が 混 ざ っ た 土 壌 が 特 徴 。 最 も 温 暖 な 区画 。 こ こ の 土 壌 に は 泥 灰 岩 が 多 く 、 水 供 給 も良 好 で あ る た め 、 乾 燥 し た 夏 で も 干 ば つ の 影響 は 少 な い 。 そ の た め 、 な め ら か で 落 ち 着 いた 、 正 確 で 上 品 な ワ イ ン が で き あ が る 。1 0 , 0 0 0本/haという超高密植。

【FELSENBERG フェルゼンベルク】

▸特級畑 VDP.Große Lage
村名:ライシュタット村
面積:0 . 9ha
標高:2 1 0m
向き:南向き
土壌:第三紀石灰岩(t e r t iär e r Kalks t e in)
品種:シュペートブルグンダー

リングスが所有するモノポール。ベルンタール渓谷の自然保護区内に位置し、石灰岩壁に囲まれている。第三紀石灰岩の岩盤のやや急な斜面。わずか 0 . 9ha 。 2 0 1 0 年 に ブ ル ゴ ー ニ ュ 産 の ピ ノ ・ ノワールを植えた。1 5 , 0 0 0本/haという超高密植。石灰岩の母岩の上に粘土と鉄分を多く含む赤い石灰 質 の 泥 灰 土 の 土 壌 。 2 0 1 8 年 に グ ラ ン ク リ ュ に認定。「ベルンハルト・フーバーでいうヴィルデンシュタイン、フュルストでいうフンツリュックだ。」by Andy

【STEINACKER シュタインアッカー】

▸一級畑 VDP.Er s t e Lage
村名:カールシュタット村
面積:5 9 . 3 1ha
標高:1 6 0~2 4 0m 高台
土壌:石灰岩(Kalkf e l s)
品種:リースリング
シュペートブルグンダー

ここではプファルツの森の影響が顕著で、リングスが所有する中で最も冷涼で、最も乾燥している畑。痩せた土壌で水をほ と ん ど 蓄 え な い 。 石 灰 岩 と 石 灰 泥 灰 岩 土 壌 で 、 た っ た2 5 cmほどの薄い表土をもつ石がちな畑。現在は木の間にわら を 敷 き 詰 め て い る よ う で 、 こ れ に よ り 地 面 の 湿 度 が 保 たれ、乾燥した夏の間の干ばつ問題を防いでいる。ヴォーヌロマネのセレクションクローンを2 0 0 5年に植えた。

 

【ANNABERG アナベルク】

フ ァ ル ツ の 豊 か な 森 に 囲 ま れ 、 ま る で ブ ル ゴ ー ニ ュ の 「 クロ」を想起させるような鉄の門で閉ざされたアナベルク。チョーキーな泥灰石灰岩を含む砂岩土壌と冷涼な気候が特徴。冷涼な気候の影響により、フレッシュでシャープな酸味をもち、石灰質土壌から造られることによる豊富なミネラル感を持つリースリングが生まれる。アンディによれば、「まるでシャブリみたいでしょう?」

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