フーバーファンのみなさま お待たせしました!

今週のヘレンベルガーいちおし!ワインは・・・
待ってました、文句なしに美味しすぎるフーバーさんの白!赤!!
マルターディンガー ヴァイスワイン 2016(左)
参考価格:¥6,000(本体)
マルターディンガー シュペートブルグンダー 2016 (右)
参考価格:¥5,000(本体)
ベルンハルト・フーバー醸造所
この醸造所の歴史は、創業者であるベルンハルト・フーバーさんがまだ研修生だったころ、13世紀に書かれた古文書との出会いに始まります。
約700年前、フランスのシトー派の僧侶がマルターディンゲン村へ布教に訪れた際、コートドニュイと似た真っ赤な石灰岩土壌を発見、ピノ・ノワールを植え、一大名産地となったという史実があります。中世では、「マルターディンガー」はピノ・ノワールの同義語であったことも記されていました。
ベルンハルトさんはこの地がワイン造りに最良の土壌であることを確信し、当時加盟していた地元のブドウ生産者協同組合を1987年に脱退。世界に誇れるドイツのピノ・ノワールを造ろうと奮起しスタートしたのがフーバー醸造所です。
ひと際厳しいこだわりを持って造られたワインは、ドイツ国内外から注目を集め、2008年にはドイツで最も権威あるワイン評価誌「ゴー・ミヨ」にて最優秀醸造家を受賞するなど、ワイナリー設立からわずか20年余りで世界最高レベルにまで達しました。
2013年には同誌において前人未到のタイトル3冠を達成するなど、勢いはとどまることを知りませんでしたが、ベルンハルトさんは肺がんを患い、2014年に55歳の若さで他界、そのバトンは息子のユリアンさんへと引き継がれ、今では先代を超えるほどのよりストイックなワイン造りに励んでいます。
2代目ユリアンさんのこだわり
父が亡くなるまでの2年間、しっかりと語り合ってその思いを受け継いだユリアンさん。先代のふくよかで樽熟成の風合いがしっかりとしたスタイルから、より洗練された上品な白ワインにすべく、大改革を実施しました。
収穫を少し早める
→エレガントに、酸のしっかりした味わいに
プレス機を変えて荒搾りにし、オリとの接触を増やす
→土地の味わいをより表現できるようにし、複雑味のあるワインに
新樽の比率を減らす
→樽のトーンを減らすことで、テロワールをより鮮明に表現
熟成期間を長めに
→オリと長く接触させることによって、より旨みがあるワインに
さらにフーバー醸造所名物の厳しい剪定作業によって凝縮感を生みだし、父の時代よりエレガントで酸のしっかりとした、洗練されたユリアンスタイルが確立されました。
マルターディンガー ヴァイスワイン 2016
樹齢40年以上のヴァイサーブルグンダーの古木の果汁を60%、樹齢10年~20年のシャルドネの果汁を40%使用。新樽20%、何度か使用した小樽80%で18か月熟成。現在フーバー醸造所ではヴァイサーブルグンダー100%での瓶詰をやめ、良区画のものだけを残してシャルドネとブレンドし、ヴィラージュクラスとしてこの土地の味わいを表現しています。
ユリアン節が炸裂した究極に洗練されたボディにキレの良い酸、長く続く余韻に強烈なミネラルを感じることができる、圧倒的な完成度の白ワインです。
マルターディンガー シュペートブルグンダー 2016
樹齢20年前後のピノ・ノワールを使用。何度か使用した小樽(225L)で12ヶ月以上熟成。際立った上質な酸と複雑な香りの構成要素。ヴィラージュクラスにして究極に洗練された、間違いなくトップレベルのピノ・ノワールです。
先代が2014年に他界してからたった三回目の醸造とは思えないレベル。もちろん恵まれた土壌や、先代の遺してくれた環境、ワイナリースタッフの支えがあってこそ生み出された結晶ですが、醸造所を引き継いだユリアンさんの熱い思いが一口含んだ瞬間に読み取れます。
待ってました!!
ユリアンさんとのインスタライブ決定!
10月3日(土) 20時より、
ご好評いただいておりますインスタライブ
ヘレンと飲めへん? ドキドキ・ドイツナイト! 開催!
現地では醸造工程に入り大忙しの時季。
ひょっとしたら作業の様子をお届けできるかもしれません!
どうぞお楽しみに(^^)