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ドイツワイントピックス
2021/11/10

フュルストさん最優秀醸造家賞受賞!!

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸
最近ようやく涼やかな気候になってきましたね。
現地ドイツでは、晩熟であるリースリングの収穫も一旦終え、ワイン造りは少しだけ落ち着きを見せ始める時期です。
ですので、この11月は多くの生産者が新しくリリースをするヴィンテージの発表会をするなどワインのイベントの多い時期でもあります。

先日11月4日にも、ヨーロッパで強い影響力を持つワインガイドVINUM(ヴィノム)が各賞の表彰式を行いました。

そこでまたしても快挙を成し遂げた弊社取り扱いの生産者がいます

そう。我らがルドルフ・フュルスト醸造所です。

現当主セバスチャン・フュルストさんが最優秀醸造家賞を受賞しました!



~醸造所としての年間最優秀醸造家賞は、なんと3冠!!!~

セバスチャンさんの父パウルさんのゴーミヨ誌の最優秀醸造家賞を合わせて、3つの最優秀醸造家賞を受賞したことになります!

セバスチャンさんだけでもファルスタッフ誌と合わせて2冠という功績を成し、親子で最優秀醸造家賞を受賞した生産者は史上初、異例の快挙です!

さらに最優秀シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)賞部門では1位、3位をフュルスト醸造所が埋めています
※1位(フンツリュック シュペートブルグンダー)、3位(ツェントグラーフェンベルク シュペートブルグンダー)

~ルドルフ・フュルスト醸造所について~

フュルスト醸造所は、前当主パウルさんが引き継ぐまでは約2haに満たない畑しか持たない兼業農家でした。
 
 
パウルさんが21才だった当時、奥さんのモニカさんと「いつかは自分の家の側に小さな畑を持ちたい」という夢を予想以上に早く叶えることとなりました。パウルさんは自身の好きだったピノ・ノワールの最適な育て方を世界各地の著名生産者から情報を集め、1970年代からピノ・ノワールの栽培をはじめます。今までにない品質の赤ワインを世に生み出し、ドイツワインのパイオニア”と呼ばれています。
 
 
2003年には、ゴーミヨ誌にて最優秀醸造家賞を受賞
MWや多くの評論家、ソムリエを中心に高評価を受け続けています。
現代のドイツワインの品質にVDP(高級ドイツワイン生産者連盟)よりも大きな影響をもたらした人物としてしばしば、パウルさんの人生自体が取り上げられるほどです。

~セバスチャン・フュルストさんについて~


2008年から醸造所に戻ってきたセバスチャンさんは、ガイゼンハイム醸造学校を卒業し、世界各地で研修(シモン・ビーズ、アルロ、マルククライデンヴァイス等)してきたサラブレッドのような経歴を持つ醸造家です。
セバスチャンさんは、過度な抽出を嫌い、2013年には自動で圧搾スピード等を管理できるバスケットプレス機を導入しより繊細な造りへと進化していきました。

そして、2018年にセバスチャンさんはパウルさんから引き継ぎ、当主に就任。
同年、ファルスタッフ誌にて最優秀醸造家賞を受賞し、さらに今回ヴィノム誌でも最優秀醸造家賞を受賞する2冠も達成しました。

もちろん、醸造家としての評価も素晴らしいですが、何より人柄も魅力的です。
実直で優しく明るい穏やかな方です。
以前開催したZOOMライヴでもご覧いただいた皆様に「本当にいい人」「優しい!」と早くも人柄の良さも広まっています。

そんなセバスチャン・フュルストさんと今回の受賞に関してのインタビューを兼ね、
インスタライブにて11月12日(金)20:00~セバスチャンさんに登場いただき、大田黒がお送りいたします。

是非ご覧ください。

相変わらず素晴らしい評価を得続けているルドルフ・フュルスト醸造所ですが、最近では日本でも現在プロの方を中心にご好評をいただいています。

現地でも手に入らないと有名な生産者さんですので、輸入本数も決して多くはありませんが、より多くの皆さんにセバスチャンさんのワインに素晴らしさを体感していただけたらと思います。

中でも是非最初に飲んでほしい現在おすすめのフュルストワイン

・シュペートブルグンダー トラディション

 
フュルスト醸造所のベーシッククラスで、赤色砂岩の土壌とセバスチャンさんの求める繊細さを体感する初めの1歩におすすめです。

http://www.herrenberger-hof.co.jp/products_search/germany/franken/rudolf/item_233


・ビュルクシュタッター シュペートブルグンダー



すべてはこの村から始まった醸造所のある村名入りワイン
色彩は淡く、いかにも抽出の淡い印象ですが見た目に反する味わいの力強さを兼ね備えています。少しずつ、華やかさが顔を出し始めている段階で現在でも芯の強さと綺麗な香りをもつ美しいワインですが、これからの熟成による変化も期待できます。

http://www.herrenberger-hof.co.jp/products_search/germany/franken/rudolf/item_234

上記2つのワインのヴィンテージは、現在2017年。
2017年は、フランケンは涼やかな年で他地域では、遅霜の被害も出たほど。
冷涼ヴィンテージであったため、リリース当時は落ち着いた印象でしたが、ようやく段々と香りを放ち始めました

個人的には、今ビュルクシュタッターがおすすめです!

まだ飲んでみたことのない方は是非、お試しください!
 
フュルストさんのワインはこちらから
 
ドイツワイントピックスではドイツオーストリアのワイン事情について気になることなどを募集しています。
是非、ご依頼ください。

ワインガイドVINUM(ヴィノム)について
ドイツでも3本指に入る影響力を持つワインガイド。
10,300種類以上のワインを試飲・評価し、1,000以上のワイナリーを個別に紹介し、13の生産地に関する詳細な情報や、ドイツワインシーンのトレンドと発展を紹介。
「VINUM Weinguide Deutschland」の新版では、1,100ページを超える情報を提供。
今年はゲスト地域として南チロルで、アルプスの南に位置する人気のワイン産地からも50以上の醸造所が参加しています。