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2017/07/12

ヴァイツェンビアについて

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸

2017.7.11.

 

ブログ初体験の岡本です。

ジメジメとした日々が続いておりますが、皆様お元気ですか?

こういう日は適度に冷やしたワインもいいですが、ビールも捨てがたいですね。

ヘレンベルガー・ホーフはドイツワインの輸入販売会社ですが、創業間もなくから3アイテムのドイツビールを輸入しているのをご存知でしょうか?

今回はこのビールについて簡単にご紹介したいと思います。

 

一昔前までは、ビールというと4大メーカーに代表されるラガービールが主流でしたが、地ビールが登場してから多種多様なスタイルのビールの存在が知られてきました。

ビールは発酵や醸造の仕方により、下面発酵(ラガー)ビール、上面発酵(エール)ビール、その他(自然発酵、ハイブリッド等)ビールと、大きく3つに分けられます。

 

弊社輸入ビールは、ピルスナー、シュヴァルツ(黒)の下面発酵ビールと、ヴァイツェンの上面発酵ビールです。(写真左から ビットブルガー、ケストリッツァー、マイセルズ)

 

今回はマイセルズ・ヴァイセをご紹介したいと思います。

ヴァイツェン(小麦)やヴァイス(白)といわれるこのスタイルのビールは、大麦麦芽だけでなく小麦麦芽も約半々使用しており、ヘーフェ(酵母)を残したヘーフェヴァイツェン、酵母をろ過したクリスタルヴァイツェンなどが有り、その色合いからヴァイツェンヘルやデュンケルヴァイツェンなどが有ります。

マイセルズはデュンケルよりもやや薄いタイプで飴色のヘーフェヴァイツェンビールです。

昔はその醸造方法から「シャンパンビール」の名で売られていましたが、「シャンパン」の文字が使用できなくなったので、「ヴァイセ」に変更したとのこと。

ガス圧が強く、ヴァイツェン酵母によるバナナを代表するフルーツフレーバーと酸味が特徴です。

 

瓶底に溜まっている酵母をゆっくり混ぜながら、出来れば全量が入る専用グラスに、きめ細やかな泡が盛り上がるように注いでお楽しみください。

一般的に下面発酵ビールは早く消費したほうが新鮮でおいしい、上面発酵ビールはある程度の熟成が可能である、と言われてます。

確かに、ドイツ/バイロイトにあるマイセルズ醸造所を訪問したときの社長さんの話では、「製造1年後くらいに美味しくなるように酵母の種類と量を計算して入れている」

ということでした。

 

次回、機会があればもう少し詳しく・・・。

 

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社

岡 本 圭 司