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2020/06/16
【6月 読んで得する社長メルマガ No.50】 苦しい時こそ
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ドイツワインが大好きなみなさまへ
いつも大変お世話になっております。
先週土曜日にユリアン フーバーさんと
2回目のインスタライブを行いました。
前回のバリッククラブ 白 ヴァイサーブルグンダーに
次いで、今回はバリッククラブ 赤について
たっぷりと語っていただきました。
現在募集中の2017年ヴィンテージの
シュペートブルグンダーに関しては、
5月の遅霜の被害により、熟成の具合が
ぶどう樹によって均一にはなりませんでした。
霜の被害後から発芽した新梢からも収穫するためです。
ぶどうの熟成が均一ではないために
畝によっては何度も収穫をしないといけないことになり、
大変手間のかかる年となりました。
繊細なヴィンテージとなったために極力ぶどうに
負荷をかけないよう、発酵中の櫂入れを行わず、
ポンピングオーバーのみとしています。果房に
負荷をかけないためです。
主発酵の終わった果房を圧搾する
バスケットプレスでは通常1~1.2Barまでかけるのですが、
0.7Barに抑えています。
線の細い繊細なヴィンテージであるため、
過度なタンニン分を抽出しない工夫です。
彼の繊細な対応が際立つ本当に
楽しみなヴィンテージのようです。
今回のウイルス問題で痛感していますが、
何か困難があったときにどう対応するのか。
このことが日々問われています。
まだ24歳だったユリアンさんがお父さんの亡きあと
すぐに醸造所を継ぎ、混迷の中で造り続けた3年間を
振り返ってこんな話をしていました。
「14年は右も左もわからず、 15年にかすかな手ごたえをつかみ、
16年にようやくわかってきた」
これは今だから言えることですが、本当に実感がこもって
いると思います。言葉にならないような大変な苦労を
背負っていたのでしょう。
苦しい時ほどその人の本当の姿が出るように思います。
若くして荒波にもまれた彼の真骨頂が楽しめる
フーバー バリッククラブ 赤 マグナム
2017年 フーバー シュペートブルグンダー H 1,500ml
私も1本と言わず3本ぐらい買って、何か苦しい時には
このワインを飲んでみようと思います。
どうぞご期待ください。
以上、山野 高弘でした。