不定期!ヨハン通信

みなさんこんにちは。今週のブログ担当は高橋です。
どうぞ最後までお付き合いください。
梅雨前線が北上してくると、いよいよジメジメの季節ですね。
ただでさえマスクが息苦しいのに、湿度まで上がってくると思うと憂鬱ですが、このジメジメの季節はまさに私たちが愛するリースリングの最もおいしい季節!
引き締まった酸がありすっきりとした飲み心地のリースリングワインが、その個性を全力アピール出来るベストシーズンの到来なのです!
私たちがおすすめしたいリースリングの生産者はたくさんいますが、
もし特別に挙げるとしたら、
・世界を駆けまわるリースリングの神様
エルンスト・ローゼンさん(ドクター・ローゼン醸造所)
・ラインガウの元気玉
テレーザ・ブロイヤーさん(ゲオルク・ブロイヤー醸造所)
・いつもニコニコ良い人丸出し
ヨハン・ラッツェンベルガーさん(ラッツェンベルガー醸造所)です。
特にこれからの湿度の高い季節に、上品な酸とほのかな残糖を感じるラッツェンベルガーさんのゼクト(スパークリングワイン)なんぞをよ~く冷やしてキュッと飲むと、あら不思議。ついつい盃がすすみ、キュッ、キュッ、キューーーッといった感じで1本軽く空いてしまいます。※高橋調べ
そんな素敵なワインを造ってくれているヨハン・ラッツェンベルガーさんですが、とてもやさしいお人柄で、よく地元ミッテルライン地域・バハラッハ村のブドウ畑からの風景やご家族の写真をこちらに送ってくださいます。
これを私は勝手に「ヨハン通信」と呼んでいるのですが、今までに届いた四季折々のヨハン通信をここでダイジェストでご紹介させていただきます。
春の訪れ ライン河には美しい雲海が
大木を切るヨハンさん 何を作るつもりだ?
夏の終わり 急斜面の畑の日当たりの良さがわかります
秋の収穫 豊かに実ったグレートヴィンテージ2018年
冬の訪れ 昔の金曜ロードショーのオープニングを思い出すのは私だけでしょうか
1月末 アイスワイン用ブドウの収穫部隊
♪犬~は喜び庭駆け回る~♪
可愛い娘さんたちと過ごす休日 鹿狩りに行ったそうです
私がドイツ語を話せないことを知っているはずなのに、最近では容赦なくドイツ語で送りつけてくる自由な「不定期 ヨハン通信」。
そんな通信の最新号が、忘れたころに先日久々に届きました。
てか、ドイツ語の新聞やん!
北斗の拳世代の私にはキュンと来るほどの大きな馬が、耕運機をゴリゴリ引いてブドウ畑を耕している写真の載った記事。
そして畑はテラス状にし、畝は斜面の下に向かって縦ではなく横に広くゆるやかなスロープの様に走っている。
この写真を見て、近年ドイツでも局所的な大雨により、急激に町が浸水したり畑の土壌の流出があったりなんていう話を思い出しました。
この記事は、ラッツェンベルガー醸造所が2016年に購入したシュロス・フュルステンベルク畑での新たな試みを取り上げたもので、ガイゼンハイム大学の研究チームと一緒に立ち上げた、自然や地理的条件、近年の気候の変化なども考慮し、この美しい環境にも配慮した持続可能なぶどう栽培を未来へと繋いでいくプロジェクトが、地元新聞に大きく取り上げられたというわけです。
誇らしいぞ、ヨハンさん!
機械ではなくお馬さんがゴロゴロ引いて優しく耕して空気を入れ替えた土壌は、ひときわ植物が生き生きと成長するそう。
ここには4月にリースリングを植樹したばかり。
ただでさえヨハンさんの造るリースリングワインは透明感があって、飲んだ瞬間包み込んでくれるような優しさがありますが、このお馬さんゴロゴロエリアのリースリングはどんな味わいになるのかがワクワク、楽しみでしかたがありません。
また不定期ヨハン通信が届いたらお知らせしますね。
なんせ不定期なので。
ラッツェンベルガー醸造所の活動はワイナリーのSNSでもご覧いただけます。
ぜひのぞいてみてくださいね。
フェイスブック
https://www.facebook.com/
ちなみに一番最初の、浮遊するボトルと何とも言えない空気感のヨハンさんの写真は、ドイツがロックダウン中に投稿されたステイホーム中のお写真。
真顔なのが笑えます(≧▽≦)
ドイツではレストランの営業が半年ぶりに再開したそうなので歓喜に湧いています。
またもっと楽しい投稿が期待できそうですよ。
ヘレンベルガー・ホーフ 高橋