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2025/08/13

ヘレン園芸部

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸

みなさんこんにちは。
今回のブログ担当は営業の高橋です。どうぞ最後までお付き合いください。



唐突ですが、私の趣味は園芸です。

夏は水辺でカヤック、冬は雪山でスノーボードを嗜み、年甲斐もなく野外で暴れまわるのが大好きなのですが、静かに四季折々の美しさと向き合う園芸は、私にとって趣味の中でも特別です。

たとえ炎天下の中であろうとも、何時間でも無心で手入れに集中してしまうほど、すっかり草花に魅せられております。


かつて幸せを呼ぶ精霊が宿るというガジュマルの樹や、毎日手入れが必要のない多肉植物をも見事に枯らす女だった私が、こんなにも植物に魅了されたきっかけはコロナ禍中に始まりました。

閉塞的な毎日の息抜きになればと、もともと花好きの母に2株のゼラニウムを買ってあげたところ、あれよあれよという間に私の方が園芸にどっぷりはまってしまったのです。
とても庭とは呼べないような狭いスペースに、今では季節ごとの植物を中心に、かれこれ70種ほどを栽培しています。



しかし、草花を植えているかたでしたらよくご理解いただけると思いますが、季節の花全てを常に美しい状態でキープするのは至難の業です。

梅雨から夏にかけては毎年ナメクジのパラダイスになって、大切に育てているペチュニアの花びらが根こそぎ食べられてしまいます。ナメクジ退治の顆粒を撒いたら、翌日にはきれいさっぱり無くなっていたので、そんなに早く食べるだろうか?と不思議に思いながらまた撒きなおしたところ、ちゅん助(我が家ではスズメをこう呼ぶ)が「うめぇーーーーー!!!」と言わんばかりに大興奮でむさぼり食っていました。


「食べちゃダメーーーーー( ;∀;)」


慌ててナメクジ駆除剤を撒くのをやめました。


ナメ(我が家ではナメクジをこう呼ぶ)はヌルヌルで気持ち悪いけど、見つけたら獲る、見つけたら獲るを繰り返している間に段々慣れてきて、今では軍手をするのが面倒で素手で獲っています。
たまに大地主みたいなサイズのナメが居るのですが、そいつはさすがに素手は嫌なので、わらび餅のように土をまぶしてから転がして獲るという技を編み出しました。

私の庭にナメは無用なのです。


ただ、今年は異例の猛暑日続きなので、さすがにナメ達にも過酷な季節のようで、植木鉢の下で弱々しく身を寄せ合っている姿を見ると、「お前らも大変やな・・・」という気持ちになり、見逃してやりました。




ケローズ.jpg

また毎年夏になったら、キンモクセイの樹に小さな蛾が大量に発生します。
殺虫スプレーで思いっきり一網打尽にすると、ケローズ(我が家ではカエルをこう呼ぶ)が「わーーーーーーい!!!」と言わんばかりに落ちた蛾を目がけて走りまわりバクバクと食べてしまうのです。


食べちゃダメーーーーー( ;∀;)」

慌てて落ちた蛾を集めて掃除をしました。



友人のお父さんが木工細工を趣味にしており、私が園芸好きだという話をしていたら、止まり木のついた素敵な鳥の巣箱を譲ってくれました。
友人のご両親のお家では初夏にシジュウカラが住み着いたそうです。


スバコ.jpg

もし我が家に野鳥が出入りしだしたら、ひょっとすると蛾もわざわざ好んでそこに卵を産むのをやめるかもしれない・・・
何なら鳥がいろんな虫を積極的に食べてくれるのではないか・・・!?と思い、キンモクセイの樹に設置してみることにしました。
うまくいってくれたら良いな。



何でもオーガニックとかビオとか簡単に口にしがちですが、日ごろ私たちが取り扱っているワインの生産者のご苦労が如何ほどのものなのかと、小さな庭の手入れですらその大変さが身に沁みます。


高橋園芸のオーガニック化への道はまだまだ険しく続きます。




ヘレンベルガー・ホーフ 高橋

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