新梢をカットする理由

ドイツのルドルフ・フュルスト醸造所よりこんにちは!
大田黒です。
こちらではいよいよ1年で最もハードな収穫の1ヶ月がはじまりま
今回は、収穫の前に行う畑作業の一つ「新梢のカット」
新梢のカットって言っても言葉だけじゃわからないですよね。
私も日本で山野から伸びすぎた新梢のカットと言われまず?
今回もかなりマニアックですが、
カットするとは、新梢この部分のことです。(以下画像参照)
大きな剪定鋏でカットしていくのですが、
なぜカットするのか利点と欠点に分けてご説明します。
◆利点
1.風通しをよくすることによって、
2.ぶどうの実の成長をより促すことができる。
◆欠点
早期に切るとぶどうの実が大きくなりやすく、
利点1の方は想像していただきやすいかと思います。
特に畝の間が狭く低い仕立ての畑だと、
特に6月より前の時期は大抵、まだぶどうの実の細胞分裂(ぶどう
病害のリスクだけを考えると、
しかし、上記の欠点のように早く切ってしまうと、
ぶどうの樹の成長は、1つのエネルギーの分配でイメージしていた
ぶどうの樹は、新梢を伸ばすことにも、
ですので新梢を早く切ってしまうと新梢に使わないエネルギーが余
高品質なワイン造りを意識する生産者さんには、
そう、まさにチキンレースです!
とある生産者さんに「まさか、
さすがはチキンレースの勝者(笑)
もちろん、
こういった判断をする際も、フュルスト醸造所では、
もちろんセバスチャン・フュルストさんは、
ここまで読んで下さった方への醸造所訪問の一番おすすめの時期を
8月の収穫前ギリギリに生産者さんを訪ねて畑を見るのが一番おす
その生産者さんが、
その生産者さんを知っていれば、その年の過去と現在、未来(どん
インスタも毎日更新しています。
是非ご覧ください。