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スタッフブログ
2025/01/09

ドイツツアーレポート②~ライナー編~

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸


皆さんこんにちは!
1月の新入社員三井明香(みついはるか)です。

寒い日が続いていますが、ワイン飲んでますか?
今回のスタッフブログは7月に行ったドイツツアーのレポートライナーさん編です!


ヘレンきってのナチュラルワインの作り手のライナーさん

訪問レポートをじっくりとどうぞ~

 

 

 

 

ワイナリーはそこかしこにライナーオレンジがちりばめられており、噂をたがえぬ笑顔のシモーネさんがお出迎えです。

 

 

ウェルカムドリンクとしてスパークリングを頂戴します。

ヘレンベルガーホーフでの輸入はしていないものになりますが、朝一番に飲むにふさわしいフレッシュなお味。

20.21のヴィンテージを混ぜ、フレッシュな23年を加えて作り、一切加糖せず、自然の甘みだけで作るとのこと。

とてもクリアで優しい味

甘さを残さず作るのがスヴェンさんのこだわり。

その方が料理にも合うし、暑い日にぴったりとのこと。

そして大事なのはドライであること。砂糖を一切加えず葡萄の甘みだけで作ることによってこの味を保っているそうな。

今までライナーさんのワインを飲むときは少し構えていたけれど、ちょっと信じられないくらいに爽やかできれい。

 

そしてスヴェンさんがワイナリーを案内してくれることに。



まずは私たちが感動していたゼクトの次ヴィンテージのためのワインをばれるテイスティング。

23年のシャルドネを飲ませてくれるとのことで、バレルテイスティングがスタート。

初めてのバレルテイスティングで大興奮。なにそれこんなことさせてもらえるの?!

口に含んだ瞬間うっま!これで完成されとる!樽の要素は薄く、フレッシュなシャルドネ

 

ピノノワールの飲み比べ

同じヴィンテージで村名とノーマルを飲み比べる

23年ヴィンテージのため、ステンレスに移したばかり、まだ暴れてる印象。

 

ライナーさんのワインはどれもこれも日本で飲んだ時と印象と違っていて酵母感を感じるもきれいな味わい。正直ここまで澄んだワインが出てくると思っておらずびっくり

 

その後も醸造所の中を案内して下さり、畑の案内、ビオデナミの説明をしてくださいました。

 

見せて頂いたのは木の上につるされた瓶

水と西洋カノコソウを入れて、太陽の光を集めるとか。葡萄にスプレーすると言っていましたが、何のためにかは聞き取れず、、、

西洋カノコソウはドイツでは不眠症の時や、精神を安定させるために薬として使われることがあるそうです。

他にも保管庫にてを見せて頂きました。

500番のコンポストは長期間(1年ちょい?)置いておいて反応?させるそうで、今回は十分置いたものを見せてくれましたこのコンポストを9月頃に土の中に埋めて掘り起こしたのちにイースター期間に掘り起こし、中身だけを土壌に入れるホーンマニュアルの説明をして頂き、フレッシュな糞を材料に使うことによって臭くならないと仰ってにおいをかがせてもらいました。本当に全然臭くない!

ライナーさんのところでは全部で6つのプレパラシオンを自分たちで作っていて、うち一つは瓶に入っておりケッパーのような酸が強い香りがして、これに関してはコンポストを撒いた後に散布してカバーをするものとのこと。

どれも気密性の高い木の箱に入れられており、温度も一定にして大事に保管されていました。

何しろビオデナミの話が難しく、ほぼほぼ聞き取れず、、、

詳しいことは宮本さんに聞いてください!たくさん質問していましたし、かなり詳しく聞いているはずです。

 

 

難しい話のあとは待ちに待ったピクニック!めちゃくちゃ楽しみにしていたので、雨が降らなくて本当に良かった、、、

お気に入りのレストランで買ってきてくれたパンに、血のソーセージ、レバーパテ、ドライソーセージにフレッシュなチーズたち。
もちろんお野菜もあってトマトにきゅうりラディッシュをマスタードをつけて頂きました。
ソーセージたちは何と自家製だとか。年に12回家族や知り合いたちと集まって豚を解体してすべての肉、
内臓から肉製品を作るんだそう。期待を裏切らないライナー感。

お味はもちろん美味しくて、今回の私たちの訪問のために作ってくれたカードにも感動。

あのライナーフォントでヘレンベルガーって書いてあるーーーー

さすがのきめ細やかなホスピタリティです。

ランチを楽しんでいると遠くから雨が近づいてくるのが見えました。

あの雨こっちに来るんじゃ?と聞いたところ「あそこから来る雨はこっちにこないよーはっはー」と。

が、雨を空を眺めながら「まずい。あっちに雨はこっちに来るよ。数分後には来るね」と言って、ほんとに雨が数分後には降り始めました。

キャーキャー言いながら全員でピクニックを回収して車に詰め込むことに。

「車にのるんだ!」と言われ急いで乗り込むも、車は5人のり。え?シモーネは?と聞くと「彼女は走る。」とおっしゃりシモーネ置いて出発。いたたまれない気持ちになりましたが、ワイナリーに到着して、ずぶぬれになりながらもにっこにこ笑いながら「夏には最高のシャワーね!」と言いはなつシモーネ。

ポジティブだなあ。無事私たちはぬれずに済んだので途中まで飲んでいたワインテイスティングを再開させました。

宮本さんも念願の牛の角をおねだりして無事ゲット。濃ゆいライナーさんとの半日が終わりました。