11月【読んで得する社長メルマガ⑪
ドイツワインを愛するみなさまへ
いつも大変お世話になっております。
本日弊社のホームページが新しくなりました。
http://www.herrenberger-hof.co.jp/
みなさまによりよい情報をわかりやすくお伝えするため、
弊社スタッフ宮本 駿が寝る間を惜しんで作り上げてくれました。
至らない点も多いかとは思いますが、まずはご覧いただき
日々活用いただければ幸いです。
私がヘレンベルガーに入社したのは2000年の4月。時計や陶器、衣類、バックなどの
販売からの転身でした。訳も分からずただただ「父を手伝う」こと、「生産者に
直接触れ合える魅力的な仕事であること」を理由に入社しました。
全くワインを売ることができなかった散々だった1年目を終え、なんとか父に頼み込んで
ドイツに2年半研修に出させてもらったのですが、その当時、「駐在員日記」というものを
書いてブログにアップしていました。
はじめはこつこつと毎日書いていましたが、語学や醸造所での仕事の壁にあたり
中断することもしばしば。ただ、いい出会いに恵まれて、最後に住み込みで働いた
ブロイヤー醸造所では仕事に没頭しました。
当時ブロイヤー醸造所では醸造長のヘアマン・シュモーランツさん、それを補佐する
カナダ人のジェフ君がいたのですが、もう一人醸造の補佐をやる人間を探していた
ところでした。なんとか醸造の仕事に携わりたいと、誰の目にも明らかなぐらい
与えられた畑仕事やどんなに小さなことでも言われた以上にこなしました。
そんな初めの1か月があっという間に過ぎ去ったころ、前述の2人といつものように
近くのバー「ロゴ」で飲んでいた時のこと。「お前を醸造補佐にするよ」と二人に
言ってもらえました。他にもドイツ人の研修生もいるのになぜ?と聞く私に
「お前が一番熱意があって仕事も正確で早いから」と二人とも笑顔で答えてくれました。
私のドイツ滞在中に常に視界にあった黒い霧がうそのようにパッと晴れた瞬間。
誰の役にも立てず、なんの恩返しもできないままで終わるかと思われたドイツ駐在に
やっと光が差した思いでした。
※カバー写真は醸造長 ヘァマン・シュモーランツさんの似顔絵入りシュトゥック樽(1200L)
私の青春はこの地下セラーにありました。
面白いものでブロイヤーに駐在してからは毎日日本語とドイツ語で日記を更新。
多い日には3回も更新していました。毎日重要な仕事を任され、それをみんなでこなしている
最中や終わった瞬間は恍惚となるほど素敵なものでした。お陰様で日本に帰ってきてからも
いい出会いに恵まれ、たくさんの固い支えられてこんな思いも何度か味わうことができました。
あのころのように毎日書くわけにはいかないのですが、このページにできる限り命を
吹き込んでいけるよう、今後も日本全国を駆け巡り、生き生きとした情報をみなさんへ
お届けしてまいります。
そんな私や会社のことがわかる記事やニュースのご案内です。
◆メディア掲載予定
- 次号機関誌ソムリエ 「ワイン親子鷹」
父と私がページを割いて特集されています。親子での取材はちょっと
照れくさいものでした。
・地域放送テレビ JCOM 大阪北摂(11チャンネル)地域ニュース
11月11日(金)10:30~、13:00~、23:00~
先日のハウスメッセやリースリングフェロー受賞について5分ほど特集されます。
これは地域限定放送なのですが、なんとかマスターテープをもらえるよう交渉中です。
それでは朝晩ずいぶん冷え込んできていよいよ冬到来ですね。
みなさん体調にどうぞお気を付けください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ヘレンベルガー・ホーフ
代表取締役社長 山野 高弘