11月11日 ホイリゲ解禁！

11月11日、オーストリアの新酒、ホイリゲが解禁されました。
私たちがインポートするのはもちろんヴィーニンガーさんのホイリゲ！　ヴィーニンガーさんより2016年のヴィンテージレポートが届いております。

「冬は例年通りでしたが新芽の発芽は少し遅く、4月末には遅霜の被害に見舞われてしまいました。特にビザンベルク側の、しっかりと発芽していたシャルドネやツヴァイゲルトの被害は甚大でした。被害に遭った品種はもう順調に回復したものの多くの収量は望めません。
開花は6月中旬に全く問題なく進みました。夏の天候は穏やかでしたが、多雨に見舞われました。畑ではベト病やうどんこ病が蔓延する危険があったため、我々のチームは何度も畑に出てその対策に尽力し、被害が出るのを防ぎました。9月以降は雨も降らず非常に乾燥した暖かな日が続き、早熟品種の完熟を促しました。10月に入ると突然秋に切り替わり、夜間は冷え込みました。これはワインに爽やかな酸を保つ、収穫には最高の気候条件です。　2016年は凝縮感と華やかな果実味、アロマに満ちた白と赤が楽しめることでしょう。」

とのことです。今日さっそく飲まれた方々はいかがだったでしょうか？　私は沖縄でホイリゲ解禁パーティを行い、皆さんの笑顔に囲まれた、とても楽しい時間を過ごしました。　猛暑だった2015年は晩熟品種も加わった15種類ものブドウ品種のゲミシュターサッツでしたが、今年は3種類（ヴァイサーブルグンダー、ブービエ、ミュラートゥルガウ）。構成要素も少しシンプルになった印象ですが、相変わらず土地の味わいを感じる、ミネラリーで果実味と酸味のバランスのとれた素晴らしいワインでした！　まだ飲まれていない皆様、2016年の味わいをボジョレーヌーボーに先駆けてお楽しみくださいね！

ヘレンベルガー・ホーフ
宮本 駿