スタッフブログ
2017/08/15

お盆

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸

みなさん お盆休みはいかがお過ごしでしたか。
今週の担当は、すっかり連休ボケで脳みそ活動停止状態の高橋がお送りいたします。


今年の私のお盆休みは、海外旅行に出かけたりバーベキューを楽しんでいるみなさんのまばゆいSNS投稿を、指をくわえながら拝読する毎日でありました。
活動と言えば、晩酌のアテに新生姜とみょうがの甘酢漬けを仕込んだくらいです。

 

我が家はわりと古風な家庭で、いまだに年末には親戚一同集まって杵と臼で餅つきをしたり、節分の日の夜には鬼の面と豆を持って母が玄関で待ち構えていたり。
お盆は毎年お寺様にお願いして読経していただいているため、私のお盆休みはまずお坊さんを迎える前の大掃除から始まります。
 盆2.jpg


玄関と部屋と仏壇の掃除を終えると、お供え物の買い出しに行き、仏花や提灯やお決まりのきゅうり&なすびを飾りつけ、仏様を迎える準備が出来たら迎え火を焚きます。
今時の若い世代は知らない人が多いようですが、きゅうりは足が速い馬に見立てられており、仏様がそれに乗ってあの世からパカラッパカラッ!と早く帰って来るように、またなすびは足の遅い牛に見立てられ、お供え物などを持ってゆっくりゆっくりのそのそ帰ってねという想いが込められているそう。

今年は手抜きで既製品を使いましたが、その由来を聞くとおもしろいなーと思い、野菜売り場で機敏そうな超スレンダーボディのきゅうりを探し、なすびはむちゃくちゃ鈍くさそうな米ナスを選んだりしたものです。


無事にお坊さんの車を見送り、バタバタな一日を終えると一気に疲れが出たので、冷蔵庫からビールを取り、

プシュッ
グビッ

「カーーーーーッたまらん」と言った瞬間、
「こら。お前はもう~」と仏壇からあきれた声が聞こえた気がしました。

お盆期間中は何だかいつもよりじっくり見守られているというか見張られてるというか、ありがたいんだけどドキドキする、そんな心持ちなので自然と行動を慎むようになります。


親族で集まった日には、故人の話で大いに盛り上がりました。
お菓子や果物などをお供えするのももちろん良いですが、「あの時あいつがこんなバカなことしてさー」とか、「そーゆー頑固なとこジイちゃんらしいな」などと、もう100回くらい聞いたことのある、お決まりの故人の思い出に花を咲かせるのも供養になると信じます。


さて私のお盆の最終日は、仕込んでいた甘酢漬けをつまみながらゆっくり過ごしております。

盆3.jpg

いつも生姜を見るたび、故ベルンハルト・フーバーさんが大好きだったということを思い出します。
お寿司屋さんではガリの美味しさに魅せられ何度もおかわりしたり、業務スーパーでガリの大袋入りをお土産に購入したというエピソードは、フーバーファンの中では有名な話です。
みょうがもおすすめだったんだけどな~と思いながら晩酌しつつ、夏休みはまた一歩終わりに近づいてゆくのであります。



そう、お待たせいたしました。

ようやく本題です。


ヘレンベルガー・ホーフは明日から営業します!

連休ボケの私の脳みそに稲妻がドカーーーンと突き抜けるほどの衝撃の、目の覚める御発注をお待ちしております。



ヘレンベルガー・ホーフ(株) 高橋智子