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スタッフブログ
2018/06/14
2018 宮本駿のオーストリア滞在記 Vol.5

Vie Vinumは3日目は、試飲会をすっとばして、ワイナリー訪問をしてきました。伺ったのはヴェストシュタイヤーマルクのラングマン醸造所。いつもお世話になっているソムリエさんのご紹介で、取り扱いを検討しているワイナリーです。
ダメもとで、Vie Vinum3日目に訪問したい旨を聞いてみると、「じゃあ、Vie Vinumを抜けて、俺が連れて行ってやるよ!」と、ありがたいお申し出をいただきました。

シュタイヤーマルクはスロヴェニアとの国境近く、ウィーンから車で2時間半ほどの場所にあるワイン生産地です。ご当主、シュテファン・ラングマンさんに車で連れられ、シュタイヤーマルクに着くと、緑に囲まれ、花が咲き、鳥のさえずりが聞こえる、Green Heart of Austriaと呼ばれるとおり、心洗われるような風光明媚な村でした。

このヴェストシュタイヤーマルクの名産は、ブラウアーヴィルトバッハーと呼ばれるぶどう品種から造られる、シルヒャーというロゼワインやスパークリングワインです。酸度が非常に高いロゼとして知られています。ラングマンさんもそのシルヒャーのトップ生産者の1人。着いてすぐにシルヒャーゼクトで乾杯! 天気も良く、とても暑い日に、素晴らしい景色を見ながらスパークリングワインを飲む! たまりませんね!


ラングマンさんの所有している畑は、平地はほぼなく、急な斜面ばかりです。一番急斜面の畑はなんと最大斜度60度!さらに、畝が非常に長いので、斜面の行きつく先がなかなか見えません!ラングマンさんがシュタイヤーマルクに向かう途中、車で高速を飛ばしながら、たまに見える平地のぶどう畑を見て「ずいぶんと働きやすそうな畑だな! HAHAHA!」
と言っていた意味がわかりました(笑)。
汗だくになりながら畑を見た後、伝統的なお料理を地元のレストランでいただきました。

シルヒャーチーズクリームスープ
じゃがいものスープなんですが、酸味がしっかりあります。

パンプキンシードオイルとシルヒャー&ツヴァイゲルトのオイルのサラダ
出ました、またシルヒャー(笑) パンプキンシードオイルは
シュタイヤーマルクの名産です。

とんでもない量のフライドチキン
シュニッツェルのような衣のチキン。もちろん食べきれません(笑)
このチキンにはさすがにシルヒャーは入っていないそうです。
とにかくこの地域の人たちがどれだけシルヒャーを大事にしているか、伝わってきます。

食事のあとはワイナリーでテイスティング。各畑ごとのシルヒャーの飲み比べ。
フルーティなもの、緊張感のあるもの、両方を持ち合わせたもの、同じ品種で同じように造っているロゼワインで、色合いも味わいもまったく異なっており、非常に興味深い比較テイスティングでした。こんなに土地由来の味わいがしっかり感じられるロゼはなかなか飲んだことありません。

大事なイベントを抜けて、いやな顔ひとつせずに長い距離を往復、もてなしてくれたシュテファン・ラングマンさん。明るくまじめで、郷土愛に溢れた、本当に素敵な方でした。
ぜひこの恩に報いるためにも、おいしいシルヒャーをインポートできるよう、社内で検討したいと思っています。
ヘレンベルガー・ホーフ
宮本 駿
ダメもとで、Vie Vinum3日目に訪問したい旨を聞いてみると、「じゃあ、Vie Vinumを抜けて、俺が連れて行ってやるよ!」と、ありがたいお申し出をいただきました。

シュタイヤーマルクはスロヴェニアとの国境近く、ウィーンから車で2時間半ほどの場所にあるワイン生産地です。ご当主、シュテファン・ラングマンさんに車で連れられ、シュタイヤーマルクに着くと、緑に囲まれ、花が咲き、鳥のさえずりが聞こえる、Green Heart of Austriaと呼ばれるとおり、心洗われるような風光明媚な村でした。

このヴェストシュタイヤーマルクの名産は、ブラウアーヴィルトバッハーと呼ばれるぶどう品種から造られる、シルヒャーというロゼワインやスパークリングワインです。酸度が非常に高いロゼとして知られています。ラングマンさんもそのシルヒャーのトップ生産者の1人。着いてすぐにシルヒャーゼクトで乾杯! 天気も良く、とても暑い日に、素晴らしい景色を見ながらスパークリングワインを飲む! たまりませんね!


ラングマンさんの所有している畑は、平地はほぼなく、急な斜面ばかりです。一番急斜面の畑はなんと最大斜度60度!さらに、畝が非常に長いので、斜面の行きつく先がなかなか見えません!ラングマンさんがシュタイヤーマルクに向かう途中、車で高速を飛ばしながら、たまに見える平地のぶどう畑を見て「ずいぶんと働きやすそうな畑だな! HAHAHA!」
と言っていた意味がわかりました(笑)。
汗だくになりながら畑を見た後、伝統的なお料理を地元のレストランでいただきました。

シルヒャーチーズクリームスープ
じゃがいものスープなんですが、酸味がしっかりあります。

パンプキンシードオイルとシルヒャー&ツヴァイゲルトのオイルのサラダ
出ました、またシルヒャー(笑) パンプキンシードオイルは
シュタイヤーマルクの名産です。

とんでもない量のフライドチキン
シュニッツェルのような衣のチキン。もちろん食べきれません(笑)
このチキンにはさすがにシルヒャーは入っていないそうです。
とにかくこの地域の人たちがどれだけシルヒャーを大事にしているか、伝わってきます。

食事のあとはワイナリーでテイスティング。各畑ごとのシルヒャーの飲み比べ。
フルーティなもの、緊張感のあるもの、両方を持ち合わせたもの、同じ品種で同じように造っているロゼワインで、色合いも味わいもまったく異なっており、非常に興味深い比較テイスティングでした。こんなに土地由来の味わいがしっかり感じられるロゼはなかなか飲んだことありません。

大事なイベントを抜けて、いやな顔ひとつせずに長い距離を往復、もてなしてくれたシュテファン・ラングマンさん。明るくまじめで、郷土愛に溢れた、本当に素敵な方でした。
ぜひこの恩に報いるためにも、おいしいシルヒャーをインポートできるよう、社内で検討したいと思っています。
ヘレンベルガー・ホーフ
宮本 駿