ブレンドの妙
みなさま、こんにちは。
ヘレンベルガー・ホーフのベッカー応援隊長、礒本です。
先日解禁いたしました、
『さくらベッカー』
お陰様で今年も大変ご好評いただいております!
日本全国のベッカー・バッカーの皆さま、ありがとうございます!
日頃営業活動に各地を行脚しております私ですが、今回の営業ではたまたま(?!)、ベッカーさんのワインを下の3種、持ち回っておりました。
●プティ・ロゼ(真ん中)
●リースリング&ゲヴュルツトラミナー(右)
●ギョーム ロートワイン キュヴェ(左)
個人的にベッカーワイン推し、というのも深層心理であったであろう、ベッカーだらけのラインナップ…(笑)
上記ワイン3種、どんな共通点があるかお分かりでしょうか?
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はい、3種全て、『異なる品種をブレンドしたワイン』です。
実は、上記3種のワインは、ベッカーワインの魅力をより奥深く演出してくれている隠れた立役者といっても過言ではありません。
以前にも、ベッカーワインの魅力は『幅の広さ』とお伝えしていました。
そして生産している品種の幅が広い、というのはみなさま既にご存知のことと思います。
品種幅の広さに加えて、その魅力の幅をより広くしてくれいているのが、これらのブレンドワインなのです。
それぞれのワインのバックボーンのお話までし始めるといくら時間があっても足りないくらいのストーリー、文脈があります。
様々なワインを世に送り出しているベッカーさんですが、それぞれにちゃんとした想いが込められているんです。(それらのお話はまた別の機会に)
リースリング&ゲヴュルツトラミナーはファルツの伝統的なブレンドをベッカーさんのフィルターを通して現代に復活させたワインですが、、、
他の『プティ・ロゼ』と『ギョーム』はベッカーさんのオリジナルブレンド。しかも、年によってその比率を大きく変えてきます(もちろんクオリティを保つ為)
そのブレンド具合が実に絶妙なのです。
果実感の主張さ加減、旨み、それらと酸のバランス。
様々な品種の特性を熟知しているベッカーさんだからこそ成しえる業なのでしょう。
その安定具合は憎たらしいと思えるほど(笑)
シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)やシャルドネなど、ブルゴーニュ系品種に注目が集まりがちなベッカーさんですが、是非、これらのブレンドワインにも着目してみてください!
きっと改めて、彼のワインの『幅』を感じて頂けるハズ。
『Becker Backers 2020』準備着々と進んでおります。
どうぞご期待下さい(#^^#)
礒本