スタッフ紹介
2020/07/01

スタッフ紹介 -宮本 駿-

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸

営業部課長 1984年生まれ

京都生まれ、大阪育ち

2007年入社

関東方面(と沖縄)での営業、そして会社の企画やイベントの企画、HPや各SNSなどを担当しています。

入社のきっかけこそ甘口ワインでしたが、24歳の時に出会った、同い年にもかかわらず社長さんだったテレーザ・ブロイヤーさんの高い志と素晴らしいプレゼンテーションに刺激を受け、さらに彼女の人柄が存分に反映されたリースリングにも衝撃を受けました。


「こんな女性が、こんな素晴らしいワインを造ってるんですよ!」と伝えたい思いに駆られ、当時修業のために販売で立っていた百貨店でお客さんに必死にオススメしました。感動を共有してくれる方がいる一方で、当時は今以上に「ドイツワインは甘いからいらない!」と相手にさえしてくれない方も少なくありませんでした。


以上のような経験から、

もっと自らを研鑽して、なんとかドイツワインへの偏見の壁をぶち壊したい!
生産者の情熱がつまった素晴らしいドイツワインがあることを知っていただきたい!
おいしいドイツワインの飲んだ時の感動を共有してもらいたい!

という思いがヘレンベルガー・ホーフで働くうえでの私の大きな柱となりました。今もその思いは変わっていません。

 

オーストリアワインへの愛も深く、ヘレンベルガーでもオーストリア担当のような位置づけです。たまたまお客さんにオーストリアワイン好きの方が多かったのがきっかけですが、現地にも足を運び、ドイツワインとはまた違った魅力にすっかり虜になりました。

また、ドイツ・オーストリアの生産者がワインの説明をする際、必ず土壌の話になるので、その話を聞いているうちに畑の土壌についても興味を持つようになりました。行く先々で注意深く畑の土壌を観察したり、土壌に着目してテイスティングしたり、道端に転がっている石にも興味をもったり・・・。行く畑の先々で採取してきた土壌サンプルが今では棚いっぱいになりました。

 

日々、都内を中心に、畑や生産者などの写真が入ったiPadや資料、土壌サンプルが入った大きなカバンを持ち、クーラーバッグにワインを詰めて、そのワインのストーリーと魅力を情熱的にお伝えすべく営業にまわっています。 たまに思いが強すぎて、話が長くなることもあるので、その際は止めてください・・・。

 

宮本の思い出のワイン

 

ラウエンタール ノンネンベルク リースリング / ゲオルグ・ブロイヤー

初めて感動した忘れられないワイン。2008年当時飲んだ2001年ヴィンテージ。少し開き始めていた、絶妙なタイミングでした。私にヘレンベルガーで働く理由をくれたワインです。

 

マルターディンガー シュペートブルグンダー / ベルンハルト・フーバー

蔵出しバックヴィンテージを飲んだ際に衝撃を受け、それ以来ピノ・ノワールにはまってしまいました本当においしい時は言葉が出ないということも体験させてもらいました。

 

エステート ラウエンタール リースリング / ゲオルグ・ブロイヤー

個人的にブロイヤーさんのキャラクターが一番反映されていると思うワイン。酸がビシッときいていて、試飲会の途中などで飲むと、元気なブロイヤーさんに尻を叩かれているようなイメージがします。

 

マルターディンガー ムスカテラー / ベルンハルト・フーバー

入社前から大好きだった甘口ワイン。独身時代に女の子と飲む用に常時2本ほどストックしていました。

 

カマーベルク ピノ・ノワール / フリードリッヒ・ベッカー

当時一番好きだったピノ・ノワールだったので、結婚の挨拶の際の必殺ワインとして持参。

 

バッハラッハー リースリング ゼクト ブリュット / ラッツェンベルガー

結婚式の時の乾杯ワイン。残暑の暑いときだったので、冷えたこのゼクトが最高でした。

 

ヴェーレナー ゾンネンウーア リースリング GG / ドクターローゼン

人生で初めて「ワインおいしい!」と思わせてくれたのが、この畑のカビネットの甘口でした。このワインは辛口ですが、甘口と共通の白桃のようなニュアンスがあり、初めて飲んだ時のことを思い出させてくれました。

 

ハウスマルケ スーパーナチュラル / モリッツ

具体的にはこのワインの上級クラスのミューレンドルフを現地で飲んだ際に、今まで飲んだことのない柔らかでミネラリーな味わいに衝撃を受けました。今はミューレンドルフという銘柄は作っておらず、その畑の果汁はこのスーパーナチュラルに入っています。

 

シューン グリューナーフェルトリーナー フェーダーシュピール / ヘーグル

初めてヘーグルさんの所に訪問した際、私の名前「シュン」とよく似た畑のワインだからという理由で買い付けてきたワイン。毎年思い入れを持って売っていましたが、毎年味わいが驚くほど洗練され、ついに地域でナンバーワンのグリューナーフェルトリーナーになり、自分のことのようにうれしかったです♪

 

シルヒャー ホッホグレイル / ラングマン

初めて購買決定権をもらい、契約してきた生産者のワイン。急斜面の畑を汗だくで上り下りした後で、辺りを一望できる大パノラマのテラスで飲んだ、酸味キュンキュンのこのワインは忘れられません。