早期の発芽の危険性について 【大田黒のドイツワイントピックス】

「ドイツは寒いでしょ?」とよく言われますが、ここ2週間ほど暖
現在、
ぶどうの樹は休眠期に入っていて活動は停止中。
そんな中気になるのが冒頭にもお話した暖かい気候。
2月の初旬にも関わらず日によっては最高気温15度にもなる日が
こうなってくると発芽が早まるのが心配されます。
以前、当主のセバスチャン・
温暖化と霜ってなんだか逆のように思いませんか?
この話を日本語に訳しながら、
ですが、最近の暖かい天気で早期の発芽が心配な理由として早く芽
発芽の始まったシャルドネの樹(2023年撮影)
発芽が始まった状態で霜が降りると芽が凍って腐ってしまってその
これがいわゆる遅霜と言われるものです。
しかし、一度やられたらその芽はダメになり、
実は、一概にそうとも言えないんです。
実は、ぶどうの樹の芽にはメインの芽(ドイツ語:
このメインの芽が霜や傷によってやられてしまった際に、
(ぶどうの樹は、芽が全て潰れてしまうと枯れてしまいます)
この予備の芽の収量は、
なので収量が減るというのは間違いではありませんが、
(もちろん予備の芽もなんらかの原因でやられてしまっている場合
その他にも、
新梢を伸ばし始めた樹(2023年撮影)
その場合もなんといわゆるプランBをぶどうの樹は持っています。
雹に遭うと伸びた芽が拳銃で吹き飛ばされたかのように折れてしま
そうなった場合、折れてしまった部分より下の新梢の途中から、
この途中から生えた芽は、Geiztrieb(ドイツ語直訳:貪
上記のようにぶどうの樹は常にプランB(代替プラン)を持ってい
今回は、
ドイツからほぼ毎日インスタグラムを更新しています。「
是非ご覧ください。
↓インスタグラムで大田黒のアカウントをフォロー!
https://instagram.com/