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社長コラム
2017/05/31

5月【読んで得する社長メルマガ⑯】

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸

 ドイツワインが大好きなみなさまへ

  いつも大変お世話になっております。
桜の季節もあっという間に過ぎ去り、ゴールデンウィークも
過ぎたかと思えばもう猛暑日。白ワインのおいしい季節到来ですね。

少し前の話ですが、先日有名なお寺の藤の花を見に行った時のことです。
まだ満開とはいかないこの花を見た時にフーバー醸造所の
ユリアン フーバーさんとの会話を思い出しました。その話は
このいつも以上に長いメルマガの最後にお届けします。

話は変わって、3月末に彼に来日いただいた際にあるシークレットな
イベントを行いました。
題して「Enter the Julian ~ 燃えよユリアン ~」
ユリアンのワイン5種類とフランス・ブルゴーニュ地方の有名ドメーヌの
ワイン対決です。

今年でワイナリー設立30周年のフーバーさんですが、実は25周年の際には
あの超有名ドメーヌ、ボギュエさんと共催にてホテルでの記念パーティー及び
ワイナリーでの試飲会をドイツで開催しておりました。

そのご縁をいただいてユリアンさんのプライベート・ボギュエボトルも使用しての
イベント。いつかこういうのをやってみたい!とずっと思っていたのですが、
ヘレンベルガー・ホーフ自主開催となるとなかなかやりにくいイベントでしたので
今回は強力な助っ人にお越しいただきました。

 弊社から車でわずか20分の距離にある不動のミシュラン3つ星評価、
日本料理柏屋さんのエグゼクティブ・シェフ・ソムリエであり、支配人の
松岡正浩さんにナビゲートをお願いしての開催となったのです。

 もともとフランス在住7年の日本人というよりもうフランス人、ワインと
言えばもちろんフランス!!というこの方ですが、フーバーワインだけは
別とのことで、うれしいことにずいぶんとフーバーワインを柏屋さんでも
提供いただいています。

気になる結果は以下のブログを参照ください。一番盛り上がったのが
ピノ・ブラン対決でした。2回に分けて詳しく掲載されています。

ちょっと真面目にソムリエ試験対策こーざ

その中でも特に「世界一のピノ・ブラン」とおほめいただいている、
現在会員募集中の我らがバリッククラブ白・辛口のヴァイサーブルグンダー。

ここでようやく冒頭の話に戻るのですが、満開ではない藤の花はまだ先端の部分が
つぼみのままでした。ぶどうの房も同じように先端よりも幹に近い部分の
方から開花していきます。今回募集のバリッククラブ白にはなんとこの先端のぶどうのみ
が使用されているんです!!

みなさまご存じの方も多いかと思いますが、フーバー醸造所では7月に
まだ未熟なぶどうの房を下半分以上カットしていきます。そうすることに
よって9月の収穫の際には顆粒の間に空間ができ、風通しがよくなるため、
雑菌の繁殖を防ぐことができます。また下半分を剪定することにより
糖度が均一で安定した品質のぶどうを収穫することが可能になります。

先代からこの剪定方法を全てのぶどう品種に行ってきたフーバー醸造所
ですが、ユリアンさんはさらに研究を重ね、なんと白ワイン用のぶどうに
関しては2016年ヴィンテージより、先端のほどよく酸の乗る顆粒のみを
残して剪定することにしています。

 下半分を切るのははさみの処理一回で済みますが、下半分を残し、上半分を
剪定すとなると4、5回に分けて一房当たりにはさみを入れる必要があります。一回切るだけでも
大変な手間なのですが、全ての白ワイン用ぶどうの上の部分だけを切るというのは
もう狂気の沙汰というしかありません。

それでも白ワインにはエレガントな酸が必要とこの手法に切り替えたそうです。
写真の藤の花でいうあとから咲く部分のみを使用するということです。

  私にとっても信じられない話で何度も確認したのですが、もうすでにこの方法に
切り替えているとのこと。

現在募集中のバリッククラブ 辛口・白に関しても前代未聞の下半分の房だけを
使用したヴァイサーブルグンダーが届きます。

お休み中に藤の花を見てこんなことを思い出すなんて我ながらほとんど
病気やな(フーバー30周年病!)と思いつつみなさんに報告しようと思った次第です。

  あくなき向上心をみせる新当主ユリアンさんに敬礼!!
現在バリッククラブ白辛口5本セット、続々とご予約受け付けております。

フーバー バリッククラブ 白 ヴァイサーブルグンダー 2016年 5本セット

今までご注文いただいている方も未体験の方もぜひこの白ワインを体感ください。
お陰様で今年も期日を待たずして完売しそうです。ご注文はどうぞお早めに。

 いつも本当にありがとうございます。

山野 高弘