ドイツ国民のポテト愛♡

みなさんこんにちは。
今週のブログは、食いしん坊担当 高橋です。どうぞ最後までお付き合いください。
こちらの写真は、美味しそうなシュニッツェル(カツレツ)のお皿を手に、にっこり満面の笑みのユリアン君。
実はカツレツににっこりしているのではなく、大好きな揚げ焼きのカリカリじゃがいもスライスが出てきて、「ポテト~♡」と言いつつテンション急上昇という一枚です。
ドイツの方の大半はじゃがいも料理をこよなく愛しています。
太陽に恵まれた暖かな南ヨーロッパの国々と違い、ひときわ厳しい冬に閉ざされるドイツでは、ザワークラウトや加工肉が保存食として発達したそうです。
栄養価の高いじゃがいも料理も国民に寄り添い、長い歴史の中であらゆるアレンジが生み出されてきたそう。
ユリアン君は溢れんばかりのポテト愛があり、
「エブリデイ ポテト♡」
「日本人にとってのお米のようなもんだよ。まさに、ノー ポテト、ノー ライフだよ!」と言うほど。
確かにとっても美味しい。
もちろんとっても美味しいのだけど、量の問題だ。
様々なメインのお料理に添えられ、
姿かたちを変えて
あらゆる質感で撃ち付けるポテトの波状攻撃・・・
「食べ物を残すともったいないおばけが出るぞ」
「米粒ひとつには7人の神様が居る」
と聞かされ育った世代の私は、意地になって何とか平らげようとし、容赦ないボリューム感で迫りくるポテトたちにボディーブローを食らい、毎回見事にKOである。
付け合わせがポテトだと知らず、単品フライドポテトをうっかり注文してしまった際は、罰ゲームのような驚愕の盛りで出てきた瞬間、一同悲鳴にも似た笑いが出た。
でも何故だろう。
これだけ痛い目にあっているのに、怖いもの見たさでまたポテト付きを探してしまう。
いよいよ帰国の途に就く際、最後にフランクフルト空港で極太ポテト付きバーガーを注文してしまった。
嫌よ嫌よも好きの内か。
もしくはすっかりドイツのじゃがいもの美味しさに魅了されていたのか。
これが最後かと思うと何だかシュンとなるもんだ。
でももう十分に堪能した!
当面じゃがいもは結構ですーーと思いつつ飛行機に乗った矢先、機内食でマッシュポテトのボディブローにKOされるのでした。
ヘレンベルガー・ホーフ㈱ 高橋