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新入荷・おすすめワイン情報
2020/03/25

混植混醸(ゲミシュターサッツ)は、収穫期の異なる3種類以上の ぶどう品種を1つのエリア、畑に混植し、同時収穫、混醸する、 ウィーンの伝統的なワインの生産方法。 フィールドブレンドとも呼ばれ、 昔はリスク分散のために行われていましたが、今は品種の個性に依 らないテロワールの表現方法として、注目されています。 ゲミシュターサッツの畑は品種ごとの区画はなく、 新植する際は苗をシャッフルして、 植え分けをしないようにしていますが、 ワインの味わいは品種ごとの作付け面積のパーセンテージでコント ロールしています。


【ビデオレター付き】ウィーナーゲミシュターサッツ

新型コロナウイルスの影響で自粛ムードの中、少しでも楽しくワインを飲んでもらいたい!との思いで、週に1回、ワイン1本をピックアップし、深く掘り下げ、生産者自らビデオレターでワインについて語ってもらおう!とスタートしたこの企画、
今週のピックアップワインは先週に引き続きオーストリアワイン!
ウィーナーゲミシュターサッツ 2018
参考小売価格:¥3,000(税抜)
全12種類のぶどうを混植混醸した、 ウィーンを代表する白ワイン!
ヴィーニンガーさんからのワインの解説ビデオレターはこちら!
ヴィーニンガー醸造所についてはこちら!
ゲミシュターサッツとの衝撃的な出逢い
かつて現ご当主のフリッツ・ヴィーニンガーさんは、 カリフォルニアで修行をし、 ウィーンに戻って樽熟成のシャルドネで成功をおさめ、「 ミスターシャルドネ」とも言われるほどの地位を確立します。 そんな成功の中、1999年より念願であったウィーンの街が一望 できるニュスベルクの最高の畑を譲り受け、 シャルドネをはじめとした単一品種でのさらなる飛躍を考えていた ところ、初年度に実験的に造ったゲミシュターサッツのワインがあ まりにも高品質だったため、考え方をあらためます。 100年ほど前は世界に誇れるゲミシュターサッツを造っていたウ ィーンでしたが、 戦後は観光客向けの安価なワインばかりが蔓延していたので、 かつての栄光を取り戻すべくゲミシュターサッツの復興に尽力し、 今ではその活動のおかげでウィーンのゲミシュターサッツは原産地 呼称に認められるようになりました。
混植混醸が織りなすハーモニー

複数品種で造られているので、ワインの味わいは多面的で、 グラスに注いでからの温度や時間によって、 その表情を変えてくれます。その多面的な要素から、 様々な食材が揃う日本の食卓にぴったりのワインと言われています 。
また、 複数の品種がテロワールを表現することから、 音楽の都ウィーンのワインということで、オーケストラのようなワ インと評されることも!
世界で唯一、首都・都市近郊でのワイン造り

ウィーンのワイン産地は北部にあるごく一部に限られます。 ドナウ河より南側にある、小高い山になっているニュスベルク。 そしてその対岸にあるビザンベルクが主な畑になります。 ニュスベルクは貝殻石灰岩の隆起した土壌がメインになっているの に対し、対岸のビザンベルクはレスや小石など、 かつてドナウ河が運んできた堆積物によってできた土壌によって成 り立っており、 それぞれの特徴が良く出たワインが造られています。

首都で商業ベースでのワイン造りが行われているのは世界でウィー ンのみ。ニュスベルクの畑から見えるドナウ河と、 世界遺産である旧市街地は絶景です。
Wiener Gemischter Satz ウィーナー ゲミシュターサッツ

参考価格:¥3,000(税抜)
ぶどう品種は以下、多い順に全12種類
グリューナーフェルトリーナー、ヴェルシュリースリング、 ヴァイサーブルグンダー、リースリング、シャルドネ、 ソーヴィニョン・ブラン、ジルヴァーナー、ツィアファンドラー、 ロートギプフラー、トラミナー、ムスカテラー、ノイブルガー
ステンレスタンクでの発酵・熟成。 ゲミシュターサッツシリーズのベーシッククラスで、 ニュスベルクとビザンベルクのぶどうを使用した、 まさにウィーンを体現したワイン。 熟した果実のトーンと硬質でタイトなミネラル感、 ゲミシュターサッツならではの複雑さを持ちながら爽やかで一体感 のあるワインです。
グリューナーフェルトリーナー、ヴェルシュリースリング、
ステンレスタンクでの発酵・熟成。