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スタッフブログ
2021/05/12

ウルトラマンから学ぶマーケティング

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸
緊急事態宣言も延長で、SNSなどでのお得意先さんの悲痛な叫びが心に刺さっている今日このごろですが、ブログは明るい話題でいきたいので、今週のブログ担当宮本、全く関係ない話題でいきたいと思います!


皆さん、知っていましたか? 最近のウルトラマンは、「子供向け特撮」という皮を被った、「おっさんを虜にするワクワク特撮」になっていることを・・・。

昨年から私もハマってしまい、最近は息子と一緒にワクワクしながら、サブスクで過去のウルトラマンをいろいろ見ています。


おっさんを夢中にさせる理由

その1
ゼットン、レッドキング、ゴモラ、キングジョーなど、パッと見て名前を憶えている怪獣が、記憶のそのままの姿で出てきます。 まさか、30年以上の時を超えた今でも、昔の怪獣が現役とは! 心が少年に戻ります!

その2
ストーリーが昔のウルトラマンからずっと繋がっているので、ウルトラセブンやウルトラマンタロウの息子が主人公だったりします。主人公たちがピンチの時は父親や師匠のレジェンドウルトラマンが助けに来て、鬼神のような強さで怪獣を叩きのめし、最後の見せ場はちゃんと主人公に譲るという、大人の対応!(笑) おっさん大興奮!

その3
「〇〇さん、力をお借りします!」「〇〇師匠!」「〇〇兄さん!」と、先輩ウルトラマンに対してしっかり敬意を払っているので、M78星雲はちゃんと教育が行き届いているなと、見ていて気持ちがいいです(笑)

その4
ある程度CGは使うものの、「特撮」というものにしっかりこだわる美学がひしひしと感じとれます。ウルトラマンや怪獣の大きさを際立たせるためのカメラワークや、怪獣が通り過ぎる時の振動を表現するためにマンションの中が揺れて家具がバタバタ倒れる演出があったり、何気ない一コマに制作側のウルトラマンに対する「愛」が感じられるので、思わずにやけてしまいます。






その5
ウルトラマンや怪獣の人形も昔のまま! 自分が昔遊んでいた、全く同じものを息子が買って遊んでいる・・・。





右が昔から変わらない、手と腰が稼働するフィギュア。息子の分
左が大人向けの、めちゃくちゃ可動するクオリティが高い大人用フィギュア。価格差約8倍! もちろん、私の分(笑)


ウルトラマンに限らず、「子供向け」と言われていたものは、かつて子供だった親を巻き込み、童心を刺激するというスタンスが確立されていますね。 親と子、両方夢中になれると楽しいですし、市場として大きくなりますもんね。

戦隊モノも、女性戦士にグラビアアイドルを起用して、大きなお友達を巻き込む強い意思がヒシヒシと感じられます(笑)



昔は男の子向けだったテレビゲームや漫画も、今や性別年齢問わないものになっていますし、既存の価値観にとらわれずに、広い視野を持ってターゲティングすることの重要性を最近感じています。


ワイン好きの方たちにアプローチするのは当然ですが、それ以外の方たちにも何かしらの手段を使ってワインの楽しさ、おいしさ、敷居の低さを感じてもらいたいなと、日々模索中です。


また、ワインの場合は子供をターゲットにはできないと思いきや、幸いヘレンベルガーにはワイン用ぶどうを使ったおいしいぶどうジュースがあるので、ワイン業界がまだ見ぬマーケットがそこに広がっているのかもしれません。
ちなみに先日、その甘いぶどうジュースをお茶で割って大人向けのすっきりとしたおいしい飲み物にする実験も行いましたので、よかったらこちらもご覧ください!


いやぁ、ウルトラマンは夢や希望だけでなく、マーケティングについても考えさせてくれるとは思いませんでした(笑)


宮本 駿