つまみの仕入れ

みなさんこんにちは。今週のブログ担当は高橋です。
どうぞ最後までお付き合いください。
いよいよ実りの秋。
食いしん坊にとってはワクワクが止まらない季節がやってまいりました。
私がよくお仕事で訪問することがある丹波篠山のこの時季は、
休日ともなれば秋の食材目当てのお客様でたいへん賑わいます。
私も仕事で訪問するたびに手土産を買って帰りますが、好きなものが多すぎて、もはや土産を買うというよりもつまみの仕入れ状態になっています。
ぷっくぷくの大粒栗は炊き込みご飯にするか、お正月用の甘露煮か。
新物の銀杏はビールのあてにしよう。いや日本酒でも良いな・・・なんて妄想。
そして何といってもみんなのお目当ては黒大豆枝豆!
これだけを買いに来ている観光客もいると言っても過言ではないほど、全国に誇る丹波篠山の名産品です。
今までにいくつかの違う農家さんのものを食べ比べしてきましたが、
今年はお気に入りのお店のものを狙い撃ちして購入してきました。
房を切り落とした袋詰めより、枝ごと買った方が鮮度が良く美味しいとすすめられるので、毎年大荷物を覚悟で持ち帰りますが、持ち帰った後に枝から一つ一つ切って茹でる作業が本当に面倒くさい。
なんで枝付きで買ったんだろう・・・
眠たいのに夜中に何で枝豆茹でてるんだろう・・・と毎度後悔するのですが、
茹で上がりのつやつやの美しいお姿を見た瞬間に、その後悔は一瞬で打ち消され喜びへと変わります。
よ~く熟して実が黒く色付き、ぷっくりと膨れて甘さが格段に違う。
よしよし、今年も絶妙なタイミングに購入出来た。
時季が早過ぎたらまだ緑色で粒も小さく甘みも無いけど、
遅すぎるとどの農家さんもすってんてんに完売してしまう。
収穫が終わりかけの、見た目が茶色がかってみすぼらしいくらいボロボロになってきたこの絶妙なタイミングを狙って行くのが何とも難しいのです。もっとボロボロのやつが欲しかったぐらいです。
仕事ついでに買って帰るのか、
買いに行くために仕事に行っているのか。
もはや私自身にもわかりません。
ヘレンベルガー・ホーフ 高橋