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2025/07/02

テロワールの違いを楽しむ!ドイツ・ラインガウの「エステート ラウエンタール リースリング」と「エステート ロルヒ リースリング」

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸

テロワールの違いを楽しむ!ドイツ・ラインガウの「エステート ラウエンタール リースリング」と「エステート ロルヒ リースリング」

ドイツの中でリースリングの銘醸地とされているラインガウで世界トップクラスのリースリングワインを造っている
「ゲオルグ・ブロイヤー」醸造所の2つの村名格ワインをご紹介します。
ドイツ現地に行ってブロイヤーさんから現地で直接聞いてきた小川が採れたての情報もお届けいたします。


【世界最高峰のリースリングワイン】ゲオルグ・ブロイヤー醸造所とは

ドイツ・ラインガウ地方を代表する、辛口リースリングのスペシャリストです。
力強い酸味と引き締まったボディを持つワインは、その品質の高さから世界的に高く評価されています。
2004年に亡くなられた父ベルンハルト・ブロイヤーさんの意志を継いだテレーザ・ブロイヤーさんが4代目当主として活躍されています。



ドイツ・ファルツ地方のノイシュタットには、ワイン業界の偉大な功労者を称える「ワインレジェンド道」がありまして、
この名誉ある道には毎年、ドイツ国内と国外から一人ずつ、世界的に活躍する生産者の名前が刻まれます。
これまでに弊社取り扱い生産者の中で選ばれた生産者で2019年:ベルンハルト・フーバー醸造所のユリアン・フーバーさんが選ばれ、
2023年には国際的な活躍が特に評価され、ゲオルグ・ブロイヤー醸造所のテレーザ・ブロイヤーさんが選ばれ名が刻まれました。



そんな世界的にも注目され続けているテレーザさんがなんと今月来日されるということもあり、
ブロイヤーさんが所有している畑の中で一番東に位置するラウエンタール村と一番西北に位置するロルヒ村のワインをご紹介します。



エステート ラウエンタール リースリング 2023


参考上代価格6,500円(税抜)



河が遠くて、畑から見えない距離。

ラウエンタールの畑はライン河から1キロ離れていて河の反射光の影響がなく、
標高も高くて周りは山に囲まれた冷涼な畑。


南向きの緩斜面

涼やかな気候からうまれる爽やかな酸と白桃やシトラス系を思わせる香りは食卓をより楽しくしてくれます。
ブロイヤーさんの単独所有(モノポール)、ノンネンベルクの若木のぶどうを使用しています。


土壌は風化が進んだ千枚岩、珪岩。
リューデスハイムやロルヒより風化が進んでいて土っぽいです。
グランクリュクラスのワインで使用されている樹齢70年以上の古木があるということもあり、
根が深く張りやすくできるワインはミネラリーに仕上がります。
2023年は例年より暑く乾燥もしていた年で、アルコール度数は11%台と少し控えめではありますが、芯が合ってパワフルな印象に仕上がったそうです!

 

エステート ロルヒ リースリング 2023


参考上代価格6,500円(税抜)

キュンキュンのキレのある酸とたっぷりミネラル感。ほのかに感じる優しい果実の旨味・甘みが後口にそっと現れます。
ロルヒの畑は南西向きの急斜面。



特級畑には樹齢60年の古木があります。

暖かい午後の日差しを受けながら夜から午前まで日が当たらないので冷え込む時間がとても長いです。
その甲斐があって熟度もありつつしっかり酸味もあって非常にバランスが良いです。



対岸はミッテルライン地域となっていてよくモーゼルとラインガウの中間の味わいと表現することがありますが、
その意味が少し分かった気がします。
でもロルヒはブロイヤーさんらしい酸とミネラルが強く感じられました!



土壌は粘板岩主体で少し珪岩があります。
石に触れてみると暖かく熱をしっかり蓄えているのが実感できました!
冷え込む夜間でも保温効果をしっかり発揮して、晩熟品種のリースリングの成熟をしっかり促しています。


ロルヒって実は祖父ゲオルグさんのご兄弟が管理していた畑でした。
2018年に「ロルヒの畑を買わない?」という1本の電話がテレーザさんにかかってきました。
当時は畑をこれ以上増やすつもりはなかったそうですが、
話をしているとその電話をくれたのがなんと従姉妹!
まさかの身内からのオファーで早速ロルヒの畑を見にいくと、
他の既に所有しているリューデスハイムやラウエンタールの畑とは異なる地勢で、
「エネルギッシュで何か運命的なものを感じた!」ということでロルヒを引き継ぐことを決めたそうです。


2つリースリングワインの個性


(左)ラウエンタール:ブロイヤーさんの中では酸が柔らかくミネラル感があって果実味豊かなエレガントなリースリング。
(右)ロルヒ:キレキレの酸とたっぷりミネラル感。しっかりとした果実の旨味とほのかに甘みを感じるリースリング。

皆さんはどちらが好みでしょうか?
ぜひこの2つのワインを飲み比べてそれぞれの味わいの個性の違いを体感してみてください。




 
※在庫状況などは各酒販店様、ワインショップ様へ直接お問合せください。

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