シャルドネ ライタベルク

ワインは農作物。

年によってその味わいを変えるのが魅力です。

ただ、ワインによっては年によって、その個性が強く出過ぎてしまうものも・・・・

その代表格が、ハインリッヒさんの白ワイン

ライタベルク シャルドネ
参考価格：￥4,100

日本に入荷した初めてのヴィンテージが2013年。ワイナリーでテイスティングして一目ぼれ♪　ライタベルクの土壌が反映された、とても上質でミネラリーなシャルドネで、私達の取り扱いワインにないタイプのものでした。

ご好評いただき、早々に売り切れ、2014年に移行した結果・・・



めっちゃ還元している！！

硫黄のような香りがガラス栓を開けた途端にこみ上げます。

味わいは変わらずおいしいのですが、あまりに個性的な香りに、一転しておすすめしづらいワインとなっていました。
※この香りが好きな方も多いです

ハインリッヒさん曰く、冷涼なヴィンテージ、2014年や2016年は還元的なニュアンスが出やすいとのこと。確かに2016年のブラウフレンキッシュも還元していました。


いつこの還元香はとれるんだろう？

ずっと待ち続けていました。




そして2021年

なんとなく、そろそろいけるんじゃないか？という予感に駆られ、抜栓してみたところ・・・



うまい！！　


うますぎる！！


還元香がだいぶなくなってる！！






やっとです、長い蛹の期間を終え、蝶になりました！

まだ完全にとれたというわけでもないですし、おそらくボトルによって多少差はあるかもしれませんが、色も少し濃くなり、絶妙な熟成感と旨みが感じられるワインになりました。

まだ「個性的」な香りの粋をでたわけではありませんが、今、十二分におすすめできるワインです。



ただ、インポーターあるあるですが、「ワインがおいしくなったころには在庫が少なくなる」

2014年ヴィンテージは残り60本ほどになります。

気になった方はぜひ♪