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毎月フーバー
2023/01/25

毎月フーバー2023 冬の剪定作業スタート!

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸

みなさんこんにちは。営業の高橋です。
今月も毎月フーバーのお時間がやって参りました。

フーバーフーバーと言い続け、たとえ「もうええわ!」と突っ込まれようとも、あの手この手で皆さんの脳裏にフーバーさんのワインの存在を刻む、積極的な刷り込み企画でございます。

さあ、今月も刷り込まれる心の準備はお済みでしょうか。



新緑の春に始まり、陽光溢れる夏、喜びに満ちた収穫の秋を経て、ぶどう畑はまた休眠の冬を迎えました。

それと同時に、次の芽吹きの季節に向けての準備が始まります。
フーバー醸造所では、ちょうど先週の月曜日から冬の剪定作業が始まりました。


二年前から、北イタリアを拠点に活躍する剪定の職人チーム『シモニット&シルク』が提唱する新たな剪定方法を採用しています。
何年も先の生育まで見越した分枝の管理をし、若木の剪定は切り口を最低限にして樹への負担をおさえたり、樹液が自然に流れるよう配慮するなど、樹にとって優しく的確な方法で剪定することにより、病気や枯死を回避でき、ブドウ樹は今よりもっと健康で長寿になるというものです。


彼らは世界中の名門ワイナリーに独自のメソッドを伝授し、多くの生産者を救っています。
その中には、シャト・ラトゥールやドメーヌ・ルロワなどの名門をはじめ、ドイツでは我らがゲオルク・ブロイヤーなど錚々たる生産者が名を連ねています。


ワイナリーの元気印であるイケムちゃんが、その作業の様子を知らせてくれました。

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寒空のもと、みんな真剣に作業の段取りを確認しています。



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ベテランたちは迷いなくスパスパと的確に枝を切り落としていきます。



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1本1本違う個性を持った樹の特徴をしっかりと見極めてすすめていきます。



ユリアンさんが以前に、「祖父や父がしてきたように、自分もこの地にたくさん苗を植えて、自身の子供や次世代の為に良いブドウをたくさん残していきたい。」と話してくれたことをふと思い出しました。

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剪定をする前当主 ベルンハルト・フーバーさん


ワイナリーに訪問したいと希望されるかたに、私はたいてい、雲が低く灰色の空でブドウの樹が裸の寒々しい冬よりも、緑が美しくホワイトアスパラガスの美味しい季節や、ブドウの房がたわわに実った季節に訪問することをおすすめしてきましたが、大切に受け継がれたブドウ畑で、次の1年を見据えて、樹の1本1本と相談するかのように向き合うこの季節に訪問するのも、またひと味違うおもしろさがあるなと改めて思うのでした。



ヘレンベルガー・ホーフ 高橋