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毎月フーバー
2024/11/27

毎月フーバー11月号 ユリアン温めてます

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸
みなさんこんにちは。営業の高橋です。
今月も毎月フーバーのお時間がやって参りました。

年末年始の集まりのときに、どのフーバーワインを持って行こうかな〜と、
ビールを飲みながらニヤニヤしている今日この頃です。←ビールかい

さて、今月もフーバーをスリスリ擦り込まれる心の準備はお済みでしょうか。



フーバーさんの名刺代わりのような存在である、いつもお馴染みのマルターディンガーシュペートブルグンダーですが、実は今ひそかに、とんでもなくスペシャルなものになっているのです。

何がスペシャルなのかと申しますと、シレッと7年熟成のバックヴィンテージの2017年を現行として販売しています。


先月に弊社で開催した秋のハウスメッセでは、最新の2020年を試飲していただき、大変好評だったのですが、出来は素晴らしいけど実は収穫量が極めて少ない年だったため、たった25ケースしか輸入が出来ませんでした。


そして残念なことに、翌2021年も同様になる予定で、私たち輸入元にとっては2年連続で厳しい年となります。



そんな中、長きに渡りフーバーワインを愛してくださった日本の皆さんのために、ユリアンさんから「少なくてゴメンね♡」の想いを込めて、フーバー醸造所でこっそり温めていた2017年産を蔵出ししてくれました!


そんなもんあったんかい!o(`ω´♯ )o

早よ出せや!

と思わずツッコんでしまいました。


いつもワイナリー見学では、醸造施設とテイスティングルーム、ビッグボトルが眠る地下セラーなどを見せて頂けるのですが、その横にある鉄格子の先の貯蔵庫は何だか立ち入れない空気感がありました。

しかし研修でお邪魔した際、その鉄格子が開いていたので、見せて頂けるようお願いしました。

ケラー門.jpg


足を一歩踏み入れた瞬間、

これは・・・やばい

あっという間に完売した人気のヴィンテージや熟成ワイン、もう生産していない銘柄など、フーバー好きにはたまらないお宝ワインがザックザク。


私が「あ!こんな熟成ピノが!」、「シャルドネのグランクリュが!」と騒ぐたび、
ユリアンさんは「それは輸出するほど数が無いから・・・」、「ぼくの生まれ年だから大事に置いているんだ・・・」と、欲しいと言われる前に打ち消してきました。

まるでママに見られたくない隠し事をしている思春期の息子のような何とも言えない複雑な表情で、貯蔵庫をうろうろする私の後をついて回りました。

ヘレンベルガーに見つかったら、あるだけ出せや!と言われるのを察しているのです。



ポケットの中のもん全部出せや!

そこで跳んでみい!! チャリンチャリン

と、私はカツアゲをしている不良のような状態です。


フーバーのワインを取り扱う世界の輸入元各社に、毎回そんな風にカツアゲをされていたら、フーバーの貯蔵庫はあっという間に空っぽになっていたことでしょう。


そんな攻防戦をくぐり抜けて、こんなこともあろうかと思ってゆっくりと熟成していた、「少なくてゴメンね♡」で蔵出しをしたピノがこちらです。


2017-3.jpg

マルターディンガー シュペートブルグンダー 2017年 参考価格¥8,000(税別)

2017年は冷涼な年のため、近年の温暖な年のボリュームタイプとは異なり、極めてエレガントな味わい。
コルクを抜栓した瞬間、7年の時を経た深みのある熟成香が立ち上ります。


何度か取り上げてご存じの方も多いですが、マルターディンガー シュペートブルグンダーの裏ラベルのワインの説明は、毎ヴィンテージ『おいしい赤ワイン。』のみとなっています。

この枠は、最も伝えたいことや商品の特徴などを、短くかつ読み手に刺さるようにキャッチーなコメントを書く部分なのですが、このワインに関しては社内で真剣に悩みに悩んだ末、“もうこれ以上に例えようが無い”との結論に達し、こうなるに至りました。


私たちのある意味斬新で尖った裏ラベルを見て、同業他社の営業さんたちからは、
「え、高橋さん!このラベル・・・御社正気ですか?(笑)」と聞かれます。
そして私は毎回堂々とこう答えます。

「ええ、おいしい赤ワインなんで(゚∀゚)」

キメ顔もばっちりです。



せっかくなら、色々書くべき情報があったでしょうと他社の方々は言います。
熟成タイプが入ってきたし、さすがに2017年の裏ラベルはどうなったのかな~~?と期待して見ましたが・・・


2017-4.jpg

相変わらず安定のおいしい赤ワインでした!


少なくてゴメンね♡企画の『おいしい赤ワイン』を、
ぜひ年末年始のスペシャルなひとときに、ゆっくりとお楽しみください。



ヘレンベルガー・ホーフ 高橋