大田黒のドイツ滞在日誌vol.1~どこに滞在して何をするのか編~
皆さんこんにちは。
すでにご存じの方も多いと思いますが、私大田黒は4月より1年間ドイツに駐在いたします。
今回は、駐在にあたってどんなところに行くのか等の情報をお知らせいたします。
そして、このドイツワイントピックスもこの1年間は現地で得た情報を中心にお届けいたします。
ということでドイツワイントピックス改め、
「大田黒のドイツ滞在日誌vol.1~どこに滞在して何をするのか編~」
でお送りいたします。
まず何をするのかですが、率直に言うとルドルフ・フュルスト醸造所に1年間みっちりと滞在します。
1年間滞在して、醸造所の掃除から畑作業、醸造、フュルストさんがどうやってお客様におすすめし販売しているか等とにかく盛沢山の密度の濃い1年をしっかりと体験してきます。
何度かご紹介している上、弊社生産者ページをご覧いただけばわかることですが簡単にフュルストさんのご紹介を。
フュルスト醸造所は、Buergstadt(ビュルクシュタット)という人口約4,000人ちょっとの小さな村にです。
ビュルクシュタットは、フランケン地方に流れるマイン川の下流側のいわば最後の大きなカーブの地域にあります。(一番西側のブロックでフランクフルトに近い)
主な土壌は、赤色砂岩という土壌で酸化鉄を多く含む水はけのよい土壌です。
ここで他の誰もなしえなかった傑出した赤ワインを生産しているのが、フュルスト醸造所です。
皆様のおかげ様でこの1年ほどで随分と認知が広がったものの日本では、まだまだ知られていない生産者さんです。
この生産者さんを日本でも広く認知いただきドイツの赤ワインという話題になった際に1番に名前が上がる生産者さんの1人にすることが当面の私の目標です。
実は、滞在中に成し遂げたい目標がもう一つあります。
これは、公の場で書くのにとても覚悟のいることなので悩み、後悔することになるかもしれませんが腹をくくって書きます。
私は、2019年にフュルスト醸造所で1週間研修をさせていただきました。
もちろんとてもいい体験だったのですが、決してすべてがうまくいったわけではありませんでした。
その中でも一番の苦い思い出があります。
前当主にして、現在のフュルスト醸造所の根底を築いたパウル・フュルストさんと初めて会ったときのことです。
当時の自分は、会社からの情報集めでの訪問がメインで、評価誌などで情報は読んでいったもののほとんど何も知らない状態で醸造所を訪れました。
何か売り文句やワインの情報をと必死だった私は、パウルさんにたくさんの質問を投げかけました。
最後は、その質問の量と質に呆れられ雑誌を手渡され、「とりあえずこれを読んできて」と言われ、その夜に一緒に食事を予定してくださっていたのも研修生の方々にバトンタッチということがありました。(食事は僕の年齢が研修生と近いのもあったのかもしれません)
今でもその情景がはっきりと浮かぶくらい失礼なことをしてしまったと後悔しています。
ですので、私のもう一つの目標は「パウルさんに認められること」です。
どうすれば認められるのかなどはもちろん不明ですが、一生懸命頑張ってきます。
今回は、報告を兼ねた回でしたが現地ついてからはインスタグラムの配信とともに現地で何か取り上げて配信していくことになります。
どうぞよろしく応援ください。
大田黒のインスタグラムは下記のリンクより↓
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