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ドイツワイントピックス
2025/11/19

【ドイツワイントピックス】ロゼワインの需要が、いま世界で何を語っているのか

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸

皆さん、こんにちは。
大田黒です。

今日は、少しまじめな話をさせてください。

■ 世界のワイン生産量が示すもの

今年も収穫がほぼ終わりましたね。
国際ぶどう・ワイン機構(OIV)の発表によると、2024年の世界のワイン生産量は2億2,800万~2億3,500万ヘクトリットルの見込み。
2024年比では約3%増えているものの、過去5年平均と比べると7%の減少にあたるそうです。

一方、ドイツでは“健康志向の高まり”がワインの需要をさらに揺さぶっています。
ワインの健康面に疑問を投げかける情報が出る一方で、それに対抗するかのように「ワインの健康によい側面」を示す論文が発表されたりと、まさに議論の真っただ中にあります。

■ そんななか、存在感を増しているのが「ロゼワイン」

いまヨーロッパで、最も需要を伸ばしているカテゴリーがロゼワイです。

象徴的な例として、2018年にはニューヨークに「Rosé Wine Mansion」というロゼをテーマにした体験型施設までオープンし、大きな話題になりました。
残念ながらコロナ禍で2020年に閉館となりましたが、それほどまでに海外でロゼ人気が高まっていた証拠ともいえます。

さらに、国際市場調査機関 Fact.MR によれば、ロゼワイン市場は年間3.7%成長を続け、2035年には43.8%の拡大が期待されているとのこと。
背景には、世界的に高級ワイン市場が広がっていること、そしてロゼワインそのものへの関心が高まっていることが挙げられます。

■ 「気軽さ」だけじゃない。いまロゼが次のステージへ

ロゼワインは、手に取りやすく、幅広い料理に合わせやすい。
その親しみやすさから、ワインが生活に根付く欧米では消費量が年々増え続けています。

そしていま、市場は次の段階に入ろうとしています。
それが “高品質” で “高級ライン” のロゼ需要の拡大 です。

フランスをはじめヨーロッパのレストランでは、
「高級ロゼはないのか?」
という声が実際に聞かれるようになっています。

■ 日本ではなぜロゼが伸びないのか

日本では「ロゼは甘い」というイメージがまだ根強く、
ワイン=赤か白、という選択肢の狭さも影響しています。
贈答文化の中で「紅白」が主流であることも理由のひとつかもしれません。

しかし、ワイン消費が微増し続ける中で ロゼという第3の選択肢” が、じわじわと浸透する可能性 が十分にあります。

■ そして私たちは、その起爆剤になるロゼを持っている

海外で起きているロゼ市場の変化は、決して遠い世界の話ではありません。
むしろ日本市場が次のステップへ進むタイミングは、すぐそこまで来ています。

そして私たちは、その流れを後押しするにふさわしい——
素晴らしいロゼワインを扱っています。

それがこちらのフーバーさんのマルターディンガーロゼです。

マルターディンガー ロゼ 2022
参考上代価格:12,000円(税抜)

ロゼという概念を覆してくれる高級ロゼワインです。

結局宣伝かい!と思うかもしれませんが、是非一度飲んでみてください。

 



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