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毎月フーバー
2023/06/13

【毎月フーバー6月号その1】過酷な畑作業体験記

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸
皆さんこんにちは、営業の高橋・・・ではなく、今月は番外編、宮本の出番です。5月にフーバー醸造所に1週間滞在し、様々な作業体験をしてきましたので、2回にわたり、そちらをお伝えします!
 
今回は畑作業についてです。
 
フーバー醸造所に到着した当日から、畑作業チームに混ぜていただきました。この時期の作業は、樹に生えてきた余分な芽を摘んだり、多すぎる枝や葉を取り除いたり、雑草の除去、伸びた枝をワイヤーの中に入れたりというような、フーバーさん曰く「とっても楽な作業」です。



車に揺られて畑に到着




作業長のグレコさんが、最初にやり方を説明します。ちなみに左に写っているのはレストランのソムリエのマークさん。私たちと同じく1週間畑作業研修に来ていました。現地では、ソムリエが畑に研修に来るのはごく普通のことだそうです。




そして作業開始!
 
フーバー醸造所には、様々な仕立ての畑があります。その仕立てに従って、枝を取ったり、芽を取ったりするわけですが・・・
 
これが本当に難しい+大変 !!
 
どの枝を取ってしまっていいものか、最初は全然わかりません・・・。経験が必要で、何度も指導してもらいながら、おそるおそる枝や葉を取っていきます。さらに新梢は指で簡単に取れてしまうので、取るつもりがない新梢も、手が当たった拍子にポキッと折れてしまいます。
 
「自分のせいで収量が減ったり品質が落ちたらどうしよう・・・」というプレッシャーとともに作業していました。想像以上に頭を使いますし、集中力が必要です。






さらにこの写真の左側の男性を見てもわかるように、樹の裏側まで見ないと全体が把握できません。立ったり座ったり中腰になったりのぞき込んだりというのをずっと繰り返すと、どんどん足腰に疲労と痛みが蓄積されてきます。
 
とはいえ、現場の雰囲気はとても良く、作業の合間には笑いながら会話もしていました。
 
 
 
今回、話には聞いていたものの、初めて目にした興味深かった作業をご紹介。
 
フーバー醸造所では、ミュラートゥルガウ、ムスカテラーなど、これから生産量を減らす予定の品種の樹を切って、シャルドネやピノ・ノワールに変えています。
 
元々植わっていた樹の枝を切ってしまい、台木だけにした状態で接ぎ木をします。





今回作業したのは、ムスカテラーの台木に、シャルドネを接ぎ木した樹の芽かきでした。この画像の通り、ムスカテラーは枝が切られて台木だけになっても葉っぱが生えてきて、放っておいたら実をつけてしまいます。必要なのはシャルドネなので、このムスカテラーの台木から生えている葉っぱを完全に取ってしまいます。その際、シャルドネの葉っぱや枝には一切手を付けてはいけません。
 
この作業が一番わかりやすかったのですが、樹によってはどれが接ぎ木したシャルドネで、どれがムスカテラーか、わらかないものもあり、とても慎重に作業を進める必要がありました。
 
 
「とても楽な作業」と笑いながら話すフーバーさんでしたが、初めての畑作業+運動不足の私にとっては本当にハードでした。ただ、本や話で聞いていた作業、仕立てなどに関われた喜びと興奮、そして責任感で乗り切った感じです。
 
 
こんな作業を経験すると「このワイン、高い!」とか絶対言えなくなりますね!