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毎月フーバー
2023/06/26
【毎月フーバー6月号その2】ボトリングって大変!
![ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸](https://www.herrenberger-hof.co.jp/dcms_media/image/毎月フーバーボトリングサムネ.jpg)
毎月フーバー、異例の今月2回目のアップです。 5月に宮本が体験してきた現地での作業体験記になります。
前回は畑作業ですが、今回はボトリングについてです。
実はボトリングはフュルストで研修中の大田黒が以前記事にしてお ります。
今回、その瓶詰め作業を、フーバー醸造所視点で、 もう少し詳しく解説しようと思います。
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これがフーバー醸造所のボトリングマシンです。
左側で空のボトルをどんどん並べていく人が1名、 間でうまくボトリングできているかチェック、 調整する人が1名います。
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厳格にチェック、調整しながらの作業です。
そして私の作業は、コルクが打たれた後・・・
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このように流れてきたボトルを・・・
![](/dcms_media/image/IMG_2708%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA.jpg)
![](/dcms_media/image/IMG_2705%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA.jpg)
このように流れてきたボトルを・・・
![](/dcms_media/image/IMG_2708%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA.jpg)
ひたすらカーゴに積んでいくこと。
これがまた、畑作業とは違う厳しさが待っていました。
畑作業は、1本1本の樹、畑と向き合い、 考えながら作業をするので、一定の緊張感もあり、 時間が過ぎるのがとても早く感じました。
それでも足腰が本当につらかったですが・・・。
ボトリングはとにかく単純作業。ひたすらボトルを積む!積む! 積む! そんなにハイスピードで流れてくるわけではないので、 最初こそマイペースに、両手に1本ずつ持って積んでいましたが、 カーゴがいっぱいになり、空のカーゴと入れ替えしているうちに、 どんどん瓶が流れてくるので、 空のカーゴがセットされた後は遅れを取り戻すべく、 両手に2本ずつ、ハイスピードで積んでいきます。 かなり身を乗り出して積んでいくので、 畑作業と同じく足腰がつらくなってきます。
最初は2021年のシャルドネの瓶詰めをしていたのですが、 2021年ヴィンテージは、遅霜と多雨の影響で、フーバー史上、 最低収量の厳しい年、「あれ、もう終わり?」 というぐらいの少なさでした。
そして様々なワインをボトリングしていく中で、 ついにこの時がやってきました。
ヘレンベルガーの名物企画、フーバーバリッククラブ 赤のワインのボトリングです!
私がヘマをして割ってしまうと、 お客さんに案内できる数が減ってしまう・・・!!!
非常に緊張感のある作業でした。
ただ、このバリッククラブ赤のワイン、 ご存知のとおりマグナムボトルなんです。
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このボトリングマシンはマグナムボトルに完全対応しているわけで はないので、ところどころ手作業で行う必要があり、 5人がかりでの作業でした。
マグナムボトルといえども、 750mlと同じスピードで流れてくるので、 それらをひたすら積む!積む!積む!
そして先ほどと同じ流れです。
カーゴがいっぱい!
↓
新しいカーゴに変える!
↓
その間にどんどんボトルが溜まってくる!
↓
遅れを取り戻すために、 マグナムボトルを両手に2本ずつ持って積む!
750mlまでは2本ずつ持ってもそんなに問題なかったのですが 、マグナムはキツイ・・・!
どんどん指の付け根にダメージが蓄積され、 どんどん腫れてきました。
(これは単純に私の持ち方が間違っていたからだそうです)
「うわぁ、まだ終わらへん・・・」
「げぇ、またカーゴいっぱいになる・・・」
「うぉぉぉぉ、遅れを取り戻せーーーー!!」
の繰り返しで、 なんとかヘマをすることなく終えることができました。
ボトリング、やばいです(語彙力×)
ワイン造りって、畑と醸造だけじゃないです
畑作業ももちろんですが、 このような大変さが知られていない作業も経験できたのは、 私にとって本当に大きな財産でした。
たかが1週間の研修で、ほんの断片しか味わっていませんが、 今までの自分はワイン造りについてほんの表層しか見れておらず、 説明する言葉にも言霊が宿っていなかったことを実感しました。
さて、私が指をパンパンに腫らしてボトリングした、 フーバーバリッククラブのワイン、 いよいよ6月末がご予約締め切りとなっております!
ここまで作業に関わらせてもらうと、 おすすめにも熱がこもります!
フーバーさんのワイン、ここ数年は収量が本当に少なく、 私たちがレギュラーで扱っているフーバーワインもどんどん希少に なっていくので、こちらの企画のワインは間違いなく「買い」 のワインです!
がんばって瓶詰めしたのに現地では飲めませんでしたが(笑)、 ここ数年、 毎年のようにクオリティが上がっていることを鑑みても、 間違いなく素晴らしい出来に仕上がっていることでしょう!!
ご予約がまだの方はぜひ!!