【お酒屋さんインタビュー】『ヘレンのワインがあるトコロ』vol.4 中嶋酒店さん(山口県周南市)
新企画「ヘレンのワインがあるトコロ」
弊社と深いお付き合いをいただいているお酒屋さんへ取材に行き、そのお店の魅力を日本全国に発信したい!という気持ちからスタートした企画です。若手スタッフが中心となってインタビューを進めてまいります!
第4回目は山口県周南市にある1948年創業の中嶋酒店さん。取材中もひっきりなしにお客さんが来店される超人気店。とても活気があります。「造り手のこころを伝えたい、出会いの感動を伝えたい」という理念のもと、お酒の魅力をお客様に伝え続けている酒屋さんです。今回はそんなすばらしい中嶋さんの魅力をお伝えします!
取材:大田黒匡俊 神崎穂波
三代目店主 中嶋宏さん
フットワークが軽く、常に笑顔で元気ハツラツ!いつも私たちに面白い提案を投げかけてくれるアイデアマン。中嶋酒店さんは、弊社看板企画ぶどうの樹3本のオーナーにとても熱心に取り組んでくださっているお酒屋さんのひとつです。2024年度の申し込み口数はなんと全国1位。店内には焼酎・日本酒などたくさんの地元の素敵なお酒が並ぶなか、ドイツワインの魅力を伝え続けてくれています。
中嶋さんと前営業担当の丸山。ワイン会にて。
ジルヴァーナーセミナーの様子。
――――ヘレンベルガー・ホーフとの出会いについて教えてください。
きっかけは丸山さん。ある酒屋さんに紹介してもらったんです。お話をいただいた時は、率直に「ドイツワインなんて売るのは難しいだろうな・・」という気持ちでした。ジュースやビールだけで頑張ろうと思っていましたね。
――――現在のように変わったきっかけは何だったんでしょうか?
心から「売りたい」と思ったきっかけは、やっぱり生産者さんをうちに連れて来てくれたこと。2016年にベッカーさん、2018年にフーバーさんも来てくれました。ベッカーさんのときは大きな会場を借りてイベントを、フーバーさんのときはお店の2階のイベントスペースでお客さんを呼んでランチをしました。山野さん(弊社代表)が通訳をしてくれて。
2018年2月 中嶋さん(右)とユリアン・フーバーさん(中央)、弊社代表山野(左)
中嶋さんとベッカーさん。
日本酒や焼酎も、酒蔵にご挨拶に行って、こういう人達がこんな場所で造っているんだと知る、その感動をお客様に伝える。そしてお客さんに喜んでもらう。そういう意味で、最初は外国のワインを売るのは難しいなと感じていました。実際に造り手さんに会いに行けないし、言葉も分からないので。でも「うちに来てくれたフーバーさんとベッカーさんのワインだけを、自信をもっておすすめすればいいんだ」と思いました。丸山さんにもそう言われました。お店に来てくれたときの写真を見せればお客さんも納得してくれるし、思いが伝わる気がします。
立派なセラーには、ヘレンのワインがずらり!
たくさんのドイツワインコーナー。
―――大田黒) 中嶋さんは、初めての商品は実際にご自身で開けて飲まれますよね。「あれ美味しかったです!」といつも感想を教えてくれる印象があります。
実際に飲んだかどうかってお客さんに伝わると思うんですよ。僕、ワインのことは詳しくないです。だから「自分が実際に飲んで美味しいと思ったものをおすすめする」っていうシンプルなことをしています。あとは絞るということ。軸を持つ。僕にとっての軸はフーバーさんとベッカーさんでした。「いつもそれしか言わんね」って言われるくらいのほうがいいかなって。お客さんにも信頼してもらえると思います。もちろんそれ以外に美味しいと思ったワインをおすすめすることもありますが、軸を持つことが大事。
2024年5月ベッカーセミナー。大阪にて。八丈島出張の後に駆けつけてくれました。
―――ぶどうの樹3本のオーナーについて
それでいうと、ぶどうの樹3本のオーナーはとても面白い企画だなと思います。ドイツのぶどうの樹のオーナーになれる、1年後ワインが届くまでにお便りが届くっていう。「面白い企画があるんですよ!」と来店されたお客さん全員に声をかけてます。6本は多いなっていうお客さんには「私ぶどうの樹のオーナーなんよ」って友達に1本プレゼントしたらいいですよ!ってオススメしたり。
今年は、とにかく色んな人に声をかけてみよう!と思いやってみました。試飲コーナーも設けて、香りだけでも!っていう風に。そうするとみなさんすごく興味を持ってくださいました。やっぱり何事もそうですけど、諦めんことが大事ですね。
イベントをよくやるんですけど、その時にぶどうの樹のオーナーの会員さん同士でコミュニティができていることを知りました。素敵だなと思います。これからも色んな人を巻き込んで色んなことをやりたいと思いますね。
↑来店されるお客さん全員に声をかけてくれる中嶋さん。
レジ横には試飲コーナーも。お申し込みがあると、うれしそうに正の字を書き足してカウントしてくれていました。
とにかくひとりずつ捕まえて声をかけてます。それを見てアルバイトの子たちも真似してくれたらいいなと思って。
※日刊新周南より
右:地元の大学に通いながら中嶋酒店でアルバイトをする米原快さん。
米原さんは実際に2023年度ぶどうの樹3本のオーナーを1口購入し、経験してくれました。
米原さん「いま社長が片っ端からお客さんにぶどうの樹のオーナーをおすすめしていてすごいなと思います。みなさん申し込んでくださいますし。僕自身、初めてぶどうの樹のオーナーのワインを試飲した時、フルーティーでめちゃくちゃ美味しい!と感じました。今までワインは全然飲めなかったんですけどこれなら飲める!と思い昨年度は1口申し込みました。なので心からおすすめできます。ワインだけじゃなく日本酒や焼酎も、飲んで自分で味を知らないとお客さんに説明できないので、自分で買って飲むことが多いですね。」
↑実際に飲んでおいしいと感じたワインに【大学生オススメ!】の札が。ありがとうございます!
↑定期的に発行される読み物。年に2回発行されるカタログに加え、不定期に発行される中嶋さんの酒蔵訪問diaryも。心惹かれる素敵な文章を書くのはスタッフの昼田さん。店頭にてもらえます!
――――ヘレンベルガー・ホーフの印象は?
みんないい人ばっかりですよね。生産者さんと深く繋がっているイメージ。他のインポーターさんとはちょっと違うなと感じます。他をたくさん知っているわけじゃないけど。
↑中嶋酒店さん担当営業の大田黒
――――ドイツワインについて
ドイツは繊細な和食によく合いますよね。うちのお客さんも和食のお店が多いです。最初はワイン?って言われるんですけど飲めば納得してもらえます。パン屋でおにぎりを売る、みたいな。面白いですよって提案しますね。うちにドイツワインのイメージも定着してきたようで、「中嶋酒店?あぁドイツワインのところね!」と言ってもらえることもあるんですよ。
↑定期的に行われるドイツワイン試飲会。
これからもフーバーとベッカーをはじめ、大田黒さんや丸山さんが紹介してくれたワインを、素直に美味しいと思ったものをおすすめしていきます!
――これからもよろしくお願いいたします!!!
定期的にアルバイトの大学生のみなさんと一緒に酒蔵訪問をされる中嶋さん。造り手の背景・思いを届けます。ヘレンベルガー・ホーフとはもちろん、全国の酒蔵さんとコラボイベントを定期的に開催しています。最新情報はお店の公式LINE、instagramにて配信中!ぜひチェックしてみてください。
https://www.instagram.com/marumiyas23/
獺祭:旭酒造さん
長門峡:岡崎酒造場さん
雁木:八百新酒造さん
貴:永山本家酒造場さん
東洋美人:澄川酒造場さん
大嶺:大嶺酒造さん
丘の上の小さな酒舎 「中嶋酒店」
住所
〒745-0801 山口県周南市久米旭ケ丘984
営業時間
10:00~18:00
定休日
日曜日
駐車場
あり
支払い方法
現金、各種クレジットカード、paypay
Official HP
LINE
https://page.line.me/?accountId=qig5595s
https://www.instagram.com/marumiyas23/
過去のインタビュー記事
vol.1 農と発酵Zenさん(奈良市)のインタビュー記事はこちら>>
vol.2 かどや酒店さん(大阪府茨木市)のインタビュー記事はこちら>>
vol.3 マルマン酒店さん(京都府城陽市)のインタビュー記事はこちら>>