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代表取締役社長からのご挨拶

ようこそ!
ヘレンベルガー・ホーフの
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私たちは、1982年から変わることなくすばらしいドイツワインを日本のお客様にお届けしています。

代表取締役社長 山野 高弘

ドイツに滞在経験もあるワイン愛に満ちた頼もしすぎるスタッフに支えられながらその実現に向けて毎日楽しく活動しております。

弊社では私自身が3年に渡ってドイツの醸造所で働いた経験を持つだけでなく、営業担当者はもちろん倉庫担当者、経理担当者にいたるまで、全ての社員がドイツを訪れています。

大事なワインをみなさまにお届けする際、その背景を知った上でお届けするのはとても重要なことだと考えているからです。

ところでみなさんは、ワインはどんな時においしいと感じますか?
すばらしい香りを感じた時でしょうか、それともお料理とぴったり合った時でしょうか?
私は生産者の人となりを知った上で、彼らの想いをワインの中にしっかりと感じられた時に
輸入元として大きな喜びを覚えます。そんなときに頭の中で「ピン!」というワイングラスをはじいた美しい音が響きます。弊社輸入のワインは全てその音色が高らかに鳴り響いたものです。

日本には表面的なワインの味や香りを評価するような風潮が多くみられます。
生産者にとってそれは決して喜ばしいことではないと感じています。

より本質的な情報「どこで、だれが、どういう思いを込めて造った作品なのか」生産者に最も近い存在である輸入元としてこのことにこだわり、現地から生きた情報を現場でもこのホームページさらに日々のSNSにて配信していきます。

夢「ドイツワインの日本における再興」

まだ日本ではワインというとフランスワインが圧倒的に認知されていますが、
ワインの魅力の一つはその多様性です。世界市場においてはフランスワインの一極集中状態ではなく、
様々な国のワインがそれぞれの個性を発揮しています。
ドイツワインもその例外ではありません。
かつて日本では「ドイツワインの新しい情報が少ない」と言われ続けてきました。
微力な私たちではありますが、「ドイツワインの情報が一番多く見つかる」状態を目指し、ドイツワインが当たり前にある日本とし、
私たちの夢「ドイツワインの再興」を成し遂げます。私にはその光景がありありと目に浮かんでいます。
みなさんとすばらしいワインを通じてお会いするのを楽しみにしております。

代表 山野高弘のインスタグラムもぜひご覧ください

毎週金曜日20:00から、インスタライブ開催!
ドイツ・オーストリアの生産者と繋いで、最新の現地情報をお伝えします。

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Profile

代表取締役社長のプロフィール

氏名 山野高弘
役職 ワインインポーター ヘレンベルガー・ホーフ(株)
代表取締役社長 
受賞 Riesling Fellow ~リースリング・フェロー~
(ドイツ政府機関公認の国際的な称号。
アジア初、初の親子受賞、世界最年少受賞。
受賞時、世界で16名のみ)
その他活動 アカデミー・デュ・ヴァン東京校、大阪校講師
中小企業家同友会 大阪府北ブロック広報委員長
著書 ドイツワイン通信講座
愛称 リースリング王子 ドイツワイン王子 ドイツワインの伝道師
造り手さんからは親しみを込めて「タカヒ~ロ~」と 呼ばれています

~語学力ゼロ、ワイン知識ゼロのスーパーの店員がリースリング王子と呼ばれるまで~

語学が苦手だった学生時代

13歳の中学入学後初めての中間試験。忘れもしない私の英語の点数は24点。ダントツの学年最下位。先生にも心配され親まで呼び出されるような始末。中学校受験で燃え尽きていた私を前に母は先生に「そっとしておいてください」という始末。これが私の語学体験の始まりです。

その後大学を卒業するまで語学は苦手、英語はおろかまさかドイツ語ができるようになるなど夢にも思っていませんでした。

滋賀県発祥のスーパー平和堂入社

~仕事のすばらしさとお酒を覚えた楽しい日々~

バブル崩壊後の就職氷河期1995年に関西の地元のスーパー平和堂に就職。紳士服売り場を1年、その後輸入品売り場を4年。滋賀県の大津、草津、富山県小杉町と渡り歩く。輸入品ではマイセンなどの陶磁器、ロレックス、オメガなどの高級腕時計を店頭にて販売。バブル後も地方ではブランド物はまだまだ大変な人気。富山では社員寮の若いメンバーと励ましあいながら毎晩地元の海と山の幸にビールと日本酒「立山」を堪能。若くして高額の商品を扱えることに喜びを覚える。

何でもよいと安直な気持ちで入社し、入社当初はお世辞にも褒められた姿勢の新入社員ではなかったのですが、上司にも恵まれ、いつのまにか平和堂大好き人間に。

「父を手伝う」大きな決意を胸に地元大阪へ

~全く役立たなかった入社1年目~

平和堂入社5年がたち、家族や将来のことを真剣に考えるようになる。時計が毎日面白いように売れていたため、これならば「父の大きな助けになる」と思い、ヘレンベルガ・ホーフへの転職を決断。何も私から聞いていなかった父からは「考えさせてくれ」との一言。学生時代からまともに家にいなかったこともあり家族からの信頼はないに等しい状態。
入社後倉庫業務出荷や入庫、お客様への配達など。合間をみて知人にワインを勧めるも全く売れず。これからどうやって身を立てていくのか。全くの暗闇に包まれた1年目。

父の背中を追い3年間のドイツ修業

~引き続き役に立てない暗黒の日々~

2000年に社長職にありながら、父はドイツで1年醸造所研修。いつまでたってもワインも売れず、また根本的に興味も深く持てない状態。今までは取り扱うブランドに助けられて実績をあげてきたことを痛感。

「このままで終わるわけにはいかない。」強い思いの元3年間のドイツ滞在を父に頼むも断られ続ける。2001年の夏にようやく認められ、父と同じ研修先、ドイツ バーデンのベルンハルト・フーバー醸造所に向かう。主に畑作業に従事。夜は語学学校にてドイツ語を習得。2年間働くも醸造所では全く役に立たず。ワイン業界への強い気持ちも芽生えないまま最後の1年を迎える。

おしりに火が付いた最後の半年

~お世話になった人たちに一生を捧げる~

2003年春、あと1年と言われていたが、目に見える実績もないため、滞在期間はあと半年となる。もう後がない!必死な思いで当時密かなあこがれをいだいていた、ラインガウ地域ゲオルグ・ブロイヤー醸造所当主ベルンハルト・ブロイヤーさんに研修を電話で直談判。その場で了承を経て、次の日にはもうバーデンを後に北へ。死に物狂いで畑作業。その働きぶりが評価され、季節労働者扱いから正規の醸造チームに編入。

ドイツで3指に入る醸造長ヘァマン・シュモーランツさんの指導の下、醸造行程の全てをその手で行う。さらには醸造所の営業マンとしてドイツのホテル等にてプレゼンテーション。ワイン業界で初めて人の役に立ち、「お世話になった人たちのために一生を捧げる」ことを誓う。

ヨーロッパ滞在中にはドイツのほぼ全生産地を渡り歩き、見分を広める。ドイツ以外のフランス、イタリア、ポルトガル等、西ヨーロッパのワイナリーも積極的に訪問。2003年11月に帰国。

帰国後関西ではさらに鳴かず飛ばずの日々

~藁にもすがる気持ちで関東へ~

ドイツワインの新しいイメージを日本に広げる!勇躍して帰国するも関西での営業活動はドイツ滞在後も鳴かず飛ばず。藁にもすがる思いで2004年から関東へ1人で進出。関東にてようやく様々なご縁に助けられながら新規開拓が軌道に乗り、今に至る。関東では昼夜問わず店頭販売、ドイツワインのセミナーを実施。

一日一軒のこだわり生産者巡りツアー

~売れないワインを愛されるワインへ~ 

ドイツ滞在時の2001年からずっと続けていたドイツ生産者巡りツアーは現在も継続中。はじめは複数の醸造所を訪問していたが、一日一軒の訪問に絞ることにより、より中身の濃いツアーとなる。ツアー中や関東での必死の活動が徐々に実り、関東でもヘレンベルガ・ホーフの知名度が上がり始める。誰も棚から手に取らないワインからたくさんの方に支えられて、愛されるワインへと道が開かれていく。

自社の生産者だけでなく、世界最優秀ソムリエでM.W.であるマルクス・デル・モネゴ氏や来日中のエゴン・ミュラー氏やヴィルヘルム・ヴァイル氏の通訳も務める。2008年に国や輸入元を超えた白ぶどうリースリングを広める会「リースリング・リング」を創設。ドイツワインを多くのレストランやワインショップに広めた功績がたたえられ、ドイツワインの公的な広報機関「Wines of Germany」よりリースリングへの世界的な貢献が称えられ、「Riesling Fellow」を親子で受賞。2008年より地元大阪に戻り、関西の主に飲食店様に積極的に働きかけ、関西におけるドイツワインのイメージを大きく向上させる。

ドイツワイン再興を成し遂げるために

~新たなWEBでの挑戦~

現在もドイツを中心にヨーロッパを訪れ、最新情報を入手。月に一度の授業をワイン学校の名門アカデミー・デュ・ヴァンにて行う。乾杯から始まり、必ずクラス会を行う親しみやすい内容で行列のできる人気授業に。

2018年より営業活動や醸造所ツアーの帯同を社員に譲るも、2020年の新型コロナウイルスの影響で社会活動が制限された3月10日からいち早くYoutubeチャンネル「ドイツワイン最高!」を毎週火曜日と金曜日に配信。毎週土曜日夜には生産者とのインスタライブを行い、「#1万人でツンボール」 キャンペーンを実施。1万人と乾杯することを目指す。

ドイツワインの伝道師として幸せな情報をまき散らし、ドイツワインの再興に向け一歩ずつ着実に歩みを進める。