HOME > ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸 > エルデナー プレラート リースリング GGR
新入荷・おすすめワイン情報
2022/01/05

エルデナー プレラート リースリング GGR

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸
新年1発目の投稿です。今年もどうぞよろしくお願いいたします!

今月のおすすめワインは、 リースリングファンの方には1度は飲んでいただきたい、究極のモーゼルリースリング!!




エルデナー プレラート リースリング GGR
参考価格:¥30,000(本体)


まずはこの畑の写真を見て頂きましょう。




畑と思えない崖!!
ローゼンさんが所有する、一番の特級畑です。モーゼルの偉大な畑と言えば、

・急斜面
・南向き
・モーゼル河に近い

この3つが挙げられますが、この偉大な特級畑プレラートは第4の要素として、



というのがあります。畑の上にそそり立つ崖が、日中、畑の暖気を滞留させるので、冷涼なモーゼルでも暖かく、ぶどうの熟度が上がるそうです。モーゼルではこのエリアにしか分布しない赤い粘板岩土壌は、酸化鉄を多く含み、地熱をより蓄えるのだとか。ただ、夜はしっかり冷えるので、モーゼルらしい酸も残ります。



さらにこちらに植えられているのは樹齢100年以上の古木、しかも接ぎ木なしの自根のぶどう! 岩らだけの土壌に根がしっかりと張っています。



こちらは通称「鬼のテラス」。プレラート自体、1.6haしかないとても小さな畑ですが、あまりに偉大なワインが造られるので、こんなはしごで上らないといけないような切り立った崖の部分にもぶどうを無理やり植えています。

畑名は「大司教」を表し、こちらの畑の昔からの所有者にしか、この大司教ラベルにすることを許されないそうです。



古木なので、実もたくさんはつきません。そこからさらに収量を制限し、貴腐菌のついていない健全なぶどうのみを収穫。発酵後、2年間1000Lの樽で熟成させた後、3年以上ビン熟させてからリリースするこだわりっぷり!そりゃあ、こんなお値段しますよね!

現行ヴィンテージは2014年で、飲み頃は先ではありますが、今飲んでもこのワインの持つエネルギーに驚かされます。柑橘から熟した南国系の果物まで、いろいろな果実が一気に押し寄せてくるのは、まさにフルーツバスケット! 果実味の後には複雑な土壌の風味が口の中に渦巻きます。土地の味わいが強すぎると少しビターに感じられることも多いですが、このワインは果実味のおかげでとても口当たりがよく、優しい味わい。モーゼルならではのエレガンスの中に、とんでもない奥行を感じさせるワインです。 

究極の辛口モーゼルリースリングの名に恥じないこちらのワイン、年産はわずか1300本、日本への入荷は60本のみ、さらに現在庫は20本足らず!

ぜひ一度、このワインを体験してみてください。
今飲むならデキャンタがおすすめ! 芯の強さを持ったワインなので、ある程度しっかり空気と触れさせても荒くなりません。
至福の時間をお約束します♪