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スタッフブログ
2018/07/05

2018 宮本駿のオーストリア滞在記 Vol.6

ヘレンベルガー・ホーフ株式会社‐ドイツワインの輸入卸
帰国後すぐの大阪での地震やローゼンさんの来日などで、滞在記も随分滞ってしまっておりました。

オーストリアのワイン生産地の中で最南端のシュタイヤーマルクの翌日は、最西端のヴァッハウへ。ウィーンから電車に揺られて1時間、クレムスの駅でゲオルグ・ヘーグル(息子)さんに迎えにきてもらいました。



ちなみに、オーストリアに伺う前は、天気予報は毎日雷雨ということだったのでげんなりしていたのですが、ずっと晴れ! この日も快晴でした。

クレムスからヴァッハウの最西端のヘーグルさんのワイナリーまで20分ほど、ヴァッハウの有名生産者のテラス状の畑を見ながら、車で向かいます。

ヴァッハウのほかの生産者の畑はだいたい標高200mくらいに対して、ヘーグルさんの主力の畑は標高300メートルから480メートル、2℃~3℃涼しく、これ以上西か北にいくと、ぶどう栽培がまともにできないオーストリア最冷涼畑を所有しています。


ドナウ河から離れて、山の方へ入ったのどかな村に、とてもモダンでスタイリッシュな建物があり、こちらが2~3年ほど前に新築したヘーグルさんのワイナリーになります。

さっそく醸造所すぐ裏の畑を案内していただきました。

ヘーグルさんの所有する畑は全部で8ha、醸造所裏手の急斜面のテラス状の畑、ブリュックとシューンがメインの畑になります。



ブリュックは岩がちで水はけがよく、南東向きで夕方涼しくて酸がしっかりと出るワインが造れるため、リースリングを、シューンは表土があり、真南向けで芳醇なワインができることからグリューナーフェルトリーナが植えられています。

ゲオルグさんの案内で急斜面の畑を汗だくで見て回り、過酷な労働条件であることを実感しました。



また、岩がちな畑なので地熱もしっかり蓄えられており、靴の中が驚くほど熱くなりました。


シューンの畑の一部の急な岩山の開墾している畑も見せていただきました。見事な崖っぷちで、あまりに狭いので、一部の畝は壁に樹を植えている箇所も!

汗だくで見て回った後のセラーの涼しさと、爽やかなグリューナーフェルトリーナーがたまりませんでした!


2017年は貴腐菌が付かなかったこと、そして年々よりエレガント路線にシフトしていることもあり、日本酒のような身に沁みる酒質になっていました。


また、Vie Vinumでもテイスティングさせていただいた、ファーストリリースとなる、グリューナーフェルトリーナーのオレンジワイン、あまりに気に入ったので、もう一度飲ませていただきました。日本で紹介したいなぁ…

帰りはシュピッツから船でクレムスまで、ドナウ河クルーズで帰ろうと思っていたのですが、急に大雨が降りだしたせいで、かなわず…。でも、今年はずっと乾燥していたそうなので、雨はとてもありがたい!とゲオルグさん。船は残念でしたが、2018年ヴィンテージのワインがおいしくなるのであれば、諦めもつくってもんです!

ヘーグルさんを訪問するのは実は2回目でしたが、前回2015年に訪れた時よりも、ワインの味わいは洗練され、いろいろな試みもスタートしており、いろいろと感動が大きかった訪問となりました。日本でもっと広めなければ!という使命感も大きくなった滞在となりました。




ゲオルグさんと、「シューン」の畑の土壌サンプル
シューンに対する私の思い入れは過去のブログをご参照ください。
http://www.herrenberger-hof.co.jp/blog/2017/09/07/63

次回、滞在記最終回!


ヘレンベルガー・ホーフ
宮本 駿